act.30 ページ31
工藤邸にお邪魔して、大きなテレビの前の高級そうなソファに腰掛ける。
コナンくんは本当に来るとは思ってなかったのか、苦笑いしていた。
安室さんは沖矢さんをよく思ってないようで険しい顔をしている。
｢あら、そちらのお嬢さんは?｣
コナンくんの近くにいる同じくらいの少女を見つけ、声をかける。
疑いの目を向けられていることに気付き、コナンくんと同類だと察した。
｢では、お飲み物をお持ち致しますね｣
沖矢さんがリンゴを抱えて台所へと消えていく。
その途端安室さんがにこやかな笑顔で口を開いた。
｢さっきぶりですね!今、友人である昴くん家に遊びに来ていて｣
｢まあ、嘘をつかなくてもよろしいですよ。疲れるでしょう?｣
一瞬で真顔になった安室さんを見て苦笑いしていると、今度は少女が口を開いた。
｢あなた、何者なの｣
｢…悪い人を懲らしめる人だよ｣
｢…たしかにあなたは黒の組織の人間ではないわ。でも、何か過去にそういったことをしているような気がするの。絶大な力を持ってるような｣
｢…別に黒の組織が何をやってようが私には関係ないわ。だって私は組織の人間じゃないもの。でもあまり人の事情に手を出すのは感心しないわね。そこの3方もです。｣
安室さんとコナンくん、そしてティーポットを持った沖矢さんが動きを止める。
｢…私の名前は灰原哀よ。本名は、宮野志保｣
｢おい、灰原…｣
｢よろしくね、哀ちゃん。…さて、集まったところで率直に言います。
…近くこの街、いや、日本で、ポートマフィアと黒の組織の衝突が起こります｣
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 679人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あんにん会長(プロフ) - ピッピさん» ありがとうございます！どうしても書きたくて半ば勢いで書いてるんですが…^^;応援ありがとうございます！更新頑張ります！ (2018年5月21日 12時) (
レス) id: 4351b5392e (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ(プロフ) - な、なんて私得なストーリーなんでしょう…！！最高です！続き応援していますっ(*^^*) (2018年5月21日 1時) (レス) id: d3db016fb1 (このIDを非表示/違反報告)
あんにん会長(プロフ) - ご指摘ありがとうございます！訂正致しました。うっかりミスをなくすよう心がけていきますので、よろしくお願いします！ (2018年5月16日 23時) (レス) id: 4351b5392e (このIDを非表示/違反報告)
あんにん会長(プロフ) - ありがとうございます！これからも更新頑張りますo(^-^)o (2018年5月16日 23時) (レス) id: 4351b5392e (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの人 - P、7の芥川さんの｢…今のあなたに〜」台詞なんですが… 一人称が『僕』ではなく、『私』になっています。 芥川さんの一人称は『僕』です。 (2018年5月16日 23時) (携帯から) (レス) id: 66cf0ac4ec (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あんにん会長 | 作成日時：2018年5月14日 2時
