【文スト×ヒロアカ】私の高校生活、まだまだ問題発生中 (ページ13)

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５３話ページ13

敦が太宰の後ろから離れ、大きく飛び上がる。

相澤も個性発動の機会を伺っては武器を弾き飛ばす。

二人のコンビネーションが合わないと、白良木はからだが持たなくなり大怪我をおう。

意識がなければ、個性発動は難しいのだ。

敦「っ・・・・まだですか？！」

所々を刃物で切りながら敦は跳び跳ねる。

太「もう少し・・・・きた」

太宰が言ったとたん、白良木の手にツルハシが現れた。

太「今だ！！」

相「！そー言うことか」

合図と共に相澤が個性を発動させる。

とたんに動けなくなる白良木の体。

異能力の発動が一瞬鈍った。

それを見逃さない敦は、虎化した腕で白良木を殴る。

当然吹っ飛ぶ体。

それはだんだん勢いを増して、太宰の腕の中に収まった。

空中には、白良木の回りを囲むように並び立つ短刀。

負けじと白良木本人も弓を出していた。

太「・・・・『人間失格』」

異能力特有の淡い光に包まれて、白良木は解放された。

力の抜け、ぐったりとした白良木。

太「・・・・お帰り、Aちゃん。もう戦いは終わったんだよ」

「・・・・ごめんなさい・・・・ごめ・・んなさい・・・・ありがとう」

相「終わったか」

敦「あああ！皆を呼んできます！！」

これで、白良木救出作戦は成功を納め、戦い幕を閉じた。