歪み ページ9
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Aside
そして今、私は学校で翔太とその隣を歩く女子を眺めることしかできない
友1「渡辺君ってさ、2年生までは全然女の子と関わってなかったよね」
友2「ね、なんなら3年生になってだいぶ経ってからだよね」
「……」
友達が話してる内容には私は特に参加せずに聞くだけ
友1「いつも隣にいる子違うけどね」
翔太を見れなくなるわけでは無いが、学校ではこんな形でいつも彼をみるのは本当に苦痛だ
そう、いつも
毎日見かけるから、学校をサボったりはしないみたいだ
友1「Aは小学校から同じだったんだっけ?その時とかどうだったの?」
「うーん…同じなだけで特に関わったことはないんだよね」
今話している友達は、私と翔太が小中高同じであることを知っている子達だ
しかしこれまでも特に言ってなかったので、仲良くしてたことを今になって言う必要が無いと思ったからウソをついた
友達2「そうか〜。A可愛いから気をつけなよ?」
そんな心配は……もういらない
視界にすら入れてもらえて無いんじゃないかな
月日が経つのは早くて、
私の感情も、それとともに少しは平らになっていった
朝、たまに家の前で会うことがある
「……」
渡辺「……」
別に、気まずいとか、どうしようかなとか、何も思わない
いつものことだし
慣れっこだし
「おはよ、」
渡辺「…はよ」
挨拶を軽く交わせばスタスタ先を歩いていっちゃうから、もう何も考える必要もないし
ただ、泣きそうになるだけだし
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こばち(プロフ) - ゆあてゃさん» こんにちは!コメントありがとうございます☺︎そう言っていただいてとても嬉しいです!これからも守っていきます!!今後ともよろしくお願いします♡ (2023年3月6日 12時) (レス) id: 353107b017 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあてゃ - こんにちは!初コメ失礼します♡ ̖́-こういう自分が推しを守ってあげられるようなお話が大好きなのでとっても嬉しいです!これからも応援しています-`📢✨️ (2023年3月2日 22時) (レス) @page30 id: 0c35d3b667 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こばち | 作成日時:2023年1月26日 14時