存在 ページ5
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Aside
中学生から高校生にかけては、流石に外で走り回るなんてことも無くなるわけで、私は翔太の家に遊びに行くことが増えた
「あ、それ」
渡辺「ん？」
「テレビでちょっと見たことある」
渡辺「あ、これね」
翔太が手に持ったのはゲーム機
渡辺「やってみる？」
「…いいの！」
ゼロから操作を教わったものの、なかなか順調にはいかなかった
同時に押さないといけないとか、この時は右とか、ほとんど操作したのは翔太と言ってもおかしくない
でも、また発見が増えたことが楽しかった
高校も入学した学校は同じだった
小中高ずっと同じところに通ってはいるものの、私たちは学校内では特に話したりはしない
私と彼に接点なんてないと思っている人だっているくらいだろう
それに、翔太はとてもモテるみたいだ
女の子たちの翔太を好きだと言う声を聞くたびに、なぜだか私が苦しくなった
渡辺「これ、やるよ」
「え…？」
ポンっと手のひらに置かれたそれは、ふわふわな毛で施されたマフラーだった
「私に…？くれるの？」
渡辺「そうだって」
「え…ありがとう…！あったかいね」
年末、親は仕事がより一層忙しくて、その時期が誕生日の私は当日お祝いしてもらえる年が数えるほどしかなかった
翔太に、その日が誕生日だなんてこと言ってたとしても、もう何年も前で…
高校2年の年末、当日に翔太はプレゼントとともに誕生日を祝ってくれた
私の青春は、明らかに翔太だった
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こばち(プロフ) - ゆあてゃさん» こんにちは！コメントありがとうございます☺︎そう言っていただいてとても嬉しいです！これからも守っていきます！！今後ともよろしくお願いします♡ (2023年3月6日 12時) (
レス) id: 353107b017 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあてゃ - こんにちは！初コメ失礼します♡ ̖́-こういう自分が推しを守ってあげられるようなお話が大好きなのでとっても嬉しいです！これからも応援しています-`📢✨️ (2023年3月2日 22時) (レス) @page30 id: 0c35d3b667 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こばち | 作成日時：2023年1月26日 14時
