誤解 ページ32
.
Aside
渡辺「明日久しぶりに休みなんだ」
「ほんとに？ゆっくり休めるね」
渡辺「休むのはそうなんだけど…ちょっと出かけねえ？」
「えっ、」
まさか誘われるなんて思わなかった
渡辺「あー、えっとさ、午後からとか。なんなら夜だけでも。嫌なら別に」
「行く！」
渡辺「そっか笑」
・・・
・・
・
「翔太運転できたんだね」
渡辺「まあな笑」
高校卒業後に免許を取っていたらしい
「塩の匂いすごっ！」
渡辺「ふはは笑。な！笑」
翔太は少し遠くにある海に連れてきてくれた
夜なこともあって人もほとんどいない
「翔太とこうやって遠くに出かけるのってさ、意外に初めてだよね」
渡辺「ん？…確かに、そうだな」
公園とかはガキん時行ってたけどな、と海の向こうを目を細めながら見て言った
渡辺「あとは、ほぼ俺んちだったし…」
「……」
翔太の家、と聞くとどうしても蘇ってしまう記憶
彼の家に行った最後の記憶
渡辺「あの日さ、あの…Aの親に怒られた後にAがウチ来た日」
「…うん」
渡辺「俺、あの後正直期待した」
「え？」
渡辺「俺ら付き合うかも…って」
「付き合う…？」
渡辺「反対されたのに来てくれてさ、嬉しかったんだよ。それで俺らあんなことして、これは付き合えると思った」
そんなこと思ってたの…？
わたしてっきり
「翔太が…私の為を思ってもう会わないって言ってくれたのに、自己中すぎたなって思って…翔太がもう会いませんって言ったこと守ろうって思って…距離置いたの」
渡辺「じゃあ…俺のこと嫌いとか、そういうわけじゃなかったってこと？」
「…うん」
渡辺「…はぁ〜」
ため息をつくといきなり頭を抱え出した
渡辺「なんだよ…やけになって俺めちゃめちゃ間違ったことしてんじゃん」
「間違ったこと…」
それはきっと、女の子関係のことだろうか
辛かったけど…私も何も言わなかったのが悪い
何より、お互いそんなことをしてはいけないなんて約束をするような関係でもないわけで…
渡辺「今は…どう思ってる？」
「えっ」
渡辺「…いや、なんでもないわ、今聞くことじゃない」
うん、そうだ。と1人納得し出し解決したらしい翔太
どう思ってるって…この気持ちを伝えてもいい日が来てしまいそうな気がして、胸がうるさくなった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 786人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こばち(プロフ) - ゆあてゃさん» こんにちは！コメントありがとうございます☺︎そう言っていただいてとても嬉しいです！これからも守っていきます！！今後ともよろしくお願いします♡ (2023年3月6日 12時) (
レス) id: 353107b017 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあてゃ - こんにちは！初コメ失礼します♡ ̖́-こういう自分が推しを守ってあげられるようなお話が大好きなのでとっても嬉しいです！これからも応援しています-`📢✨️ (2023年3月2日 22時) (レス) @page30 id: 0c35d3b667 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：こばち | 作成日時：2023年1月26日 14時
