女の性と友人の発言 ページ13
約束の時間が近づき、メイクと髪を直して待ち合わせ場所に向かった。
少しの間電車に揺れれると、目的地に着いた。
結構大きい駅だが、いつもは降りずに通り過ぎる駅だ。
久しぶりに会うため緊張し、無駄に心臓が鼓動を刻む。
五年経てば顔立ちも変わるだろう。
私もきっと変わってるはず……。
幻滅されたらどうしようと不安になった。
ドギマギしていると、前から人影が近づいてきた。
「よぉ。」
「久しぶりだねー、隆。」
久しぶりに会った隆は、大人びて落ち着きが出ていて、何というか……かっこよくなっていた。
とりあえず一軒目は彼のおすすめの店に入った。
店内を見渡しながら席に座る。
結構いい雰囲気だし、値段設定も丁度いいお店だ。
今度、朝倉さんと来てみたいと思った。
他の人と来ているのに彼のことを考えてしまうなんて、結構重症だと思う。
いや、女というのはこういう生き物か……。
私は隆とは愛し合っていないし、例えばの話だが、目の前の異性と愛し合っていても、違う異性を頭でこしらえることができる能力は女特有のものかもしれない。男が同じことをできるかどうかは分からない。
朝倉と居る時に隆を思い浮かべられるかと聞かれれば……その答えは肯定である気がする。
そんな要らぬ議論はさっさと片付けて、近状報告と昔話に花を咲かせながら、お酒を酌み交わす。
酔いが回り始めたかなと思った時、妙なことを言われた。
「なんかA、変わったなぁ。どこか影があるというか、哀愁が漂ってるっていうか……幸薄い感じ？」
冗談ではなく、いやに真剣な口調で言うため私はムッとした。
「それ、貶してるよね？ 老けたって言いたいわけ？」
すると彼は急に妖しく目を細めてこうこぼした。
「いや、なんかそそるなーと思ってさ。」
急に何を言い出すんだと思い、これは面倒な酔い方しているかもと眉を寄せた。
「何言ってんのよ。」
酔ってるでしょと私は受け流し、何気なく隆から視線を逸らすと、見覚えがあり過ぎる人物が目に入った。
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megumi(プロフ) - いなすらさん» ありがとうございます！ご期待に沿えるよう、頑張って執筆します(^^) (2019年5月22日 18時) (
レス) id: 04e98a2c19 (このIDを非表示/違反報告)
いなすら(プロフ) - めぐみさん» 誤字でしたか(笑)大丈夫ですよ！続き楽しみにしております((｡´･ω･)｡´_ _))ﾍﾟｺﾘﾝ (2019年5月22日 17時) (レス) id: 4bc43cc691 (このIDを非表示/違反報告)
めぐみ(プロフ) - いなすらさん» いなすらさん、ご指摘ありがとうございます！誤字です、申し訳ありません。すぐに訂正いたしますm(__)m (2019年5月22日 17時) (レス) id: a2b7118433 (このIDを非表示/違反報告)
いなすら(プロフ) - 作品名、幸せだからいになっていますが、誤字でしょうか？意図的なものではないと思いますが、そうだったらすみませんm(*_ _)m (2019年5月22日 15時) (レス) id: 4bc43cc691 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：megumi | 作成日時：2019年5月21日 5時
