第34戦:梟谷×従兄弟 ページ37
プルルルルルル プルルルルルル
プッ
『もしもしー?』
「おっ、正か?久しぶりー!」
『久しぶり…って、この雑音………空気の音うるせぇ!木兎お前、これスピーカーにしてんな!?』
やめろー!と、電話で叫び声をあげる虎浜の主将。
____白川 正
バレー部の主将にして、全国で五本の指に入るスパイカーの一人だ。
強豪の主将に相応しく数々の実績を残している。
………見た目には似合わないのだが。
『………んで?何の用だよ。コッチは今取り込み中なんだよ』
「まーまーまー、とりあえず聞けって!」
『お前は豪快なくせして前置きが長いから赤葦が説明してくれると助かる』
「分かりました」
「ちょ!?」
どういう意味だよーと喚く木兎を放置し、赤葦は正に説明する。
「今は練習中ですか?」
『いや、今は休憩時間だけど……』
「じゃあ極力、他の人に聞かれないようにしてください。特にAさんには」
『え、A?アイツなら_____』
「それがですね、『聞けよ!』
Aさんが_____………」
事情を説明した赤葦。電話越しに、正は溜め息をついた。
『アイツ、まだ言ってなかったのか…………』
「え?」
『いや、こっちの話だ。そうか、それは不自然だなー……』
その理由を知っている正は、内心不安がりながらも真の事情を知らない振りをして取り繕った。
『___……お前らさ、今年合宿にくる学校の一覧見た?』
「あ、はい。見ましたけd「見たぜー!」………木兎さん五月蝿いです」
「そーそー、るっせぇぞ木兎ー」
「そんなことしてると、赤葦にトスもらえなくなるぞー」
『そうだそうだー』
木葉らが茶々をいれながらも、赤葦は話を続ける。
「………見ました。それが何か?」
『その中に、一個だけいつもと違うトコの学校入ってただろ?』
「はい。確か烏野高校、でしたっけ?」
『そうソレ。ソイツらがAについて色々知ってるんだよ』
「はぁ………つまり、どういうことですか?」
『率直に言うとだな………』
緊張した面持ちで、梟谷勢は木兎の携帯を見つめる。
『合同合宿まで待ってろってこと!じゃあなー』
ブツッ
ツー ツー ツー………
「「「「「はあああぁぁあぁあーーーーー!!!??」」」」」
何故か監督も交えた梟谷勢は、体育館内に轟音とも呼べる叫び声を響かせた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
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もこ(プロフ) - コメント失礼します!私男主の愛され大好物なので嬉しいです!出来たら恋愛的に愛されたいです。ハイキューのキャラ全員推しなので嬉しいです!更新頑張ってください! (8月9日 18時) (レス) @page2 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
こはく - まさかの誕生日同じ!?!? (2020年3月9日 4時) (レス) id: 6cdf8d4909 (このIDを非表示/違反報告)
こば(プロフ) - 唯さん» ありがとうございます!今日でたくさん投稿できてよかったです(*´∀`) (2014年10月26日 21時) (レス) id: 426625a955 (このIDを非表示/違反報告)
唯 - 新キャラ登場ですね!続き楽しみに待ってます!(*^∀^*) (2014年10月26日 20時) (レス) id: f0582043c0 (このIDを非表示/違反報告)
こば(プロフ) - みずたま。さん» みずたま。さん、コメありがとうございますっ!はい、なんかこのまま続編とかいかないと伏線だらけで終わっちゃいそうなのでシリーズ化する予定です(笑)気を抜くとすぐ更新を怠ってしまうので気を付けたいです…(;>_<;) (2014年10月13日 15時) (レス) id: 426625a955 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こば | 作成日時:2014年8月25日 17時