第33戦：梟谷×不自然 ページ36
その頃＿＿＿＿＿＿＿………
梟谷学園
「あっかあしー！Aにメールしたかー？」
「はい。あ、その事なんですけど………」
梟谷学園バレー部の木兎・赤葦は、部活の休憩時間に話していた。
「え、返信来てないの？」
「来てないっていうか、曖昧すぎて伝わらない、というか…………とにかく、答えになってないんです」
赤葦が木兎に携帯の送信履歴を見せる。
「おっ、何々なんの話だー？」
続いて木葉に猿杙達も集まる。
赤葦が見せたメールの内容は、まず赤葦が送った『もうすぐ合同合宿ですね』の文字が。
「このメールに対しての返信が……………」
赤葦が携帯の画面をタップし、受信履歴から一つの件をタップする。
「……………コレです」
少し不機嫌そうな顔でしばし画面を見つめた後、スッと赤葦は先輩らにメールを見せた。
『Re：どうも
あー、うん。そうだな！
頑張ってね(^-^)ゝ゛
俺も頑張んなきゃだし。
白川A』
もうすぐ合同合宿ですねという文に対し、頑張ってねという返し。
「…………これは………」
「あまりにも…………」
「……不自然、でしょう？」
ご立腹な赤葦に、微妙な顔をする木兎達。
「なんでこんな変な文章なんでしょう？『お互い頑張ろう』なら分かるんですけど、一方的に応援されてる気がします………」
「うーん、何か考えながら打ったとか、赤葦のメールの内容忘れたとか？」
「でも、Aに限ってそんなこと滅多にないだろ？」
うんうんと唸る梟谷勢。いつの間にかマネージャー達も参加し、一緒に悩んでいた。
「これはもう、電話で直接問い詰めるしかないだろ」
「でも顔が見えないと、あの人が嘘をついてるかどうか多分わかりません。
表情筋だけが素直なんですよ、あの人は」
言葉だけだと本心かどうかも分からず、のらりくらりとかわされてしまうだけだ。
「……………あ、そうだ！虎浜の主将に聞けばいいんじゃない？」
「え、正さんにですか？」
「そうそう！あの人、A君の従兄弟でしょ？何か知ってるかもしれないし」
「そうですヨー。
それに、本人に聞いてから正さんに連絡すると口止めされてるカモなんで、正さんに直で聞いた方がいいと思いますヨ？」
マネージャー二人の助言により、梟谷勢はAの(もともと)いた学校・虎浜学院高等部のバレー部主将へ電話をかけることになった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
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もこ(プロフ) - コメント失礼します！私男主の愛され大好物なので嬉しいです！出来たら恋愛的に愛されたいです。ハイキューのキャラ全員推しなので嬉しいです！更新頑張ってください！ (8月9日 18時) (
レス) @page2 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
こはく - まさかの誕生日同じ！？！？ (2020年3月9日 4時) (レス) id: 6cdf8d4909 (このIDを非表示/違反報告)
こば(プロフ) - 唯さん» ありがとうございます！今日でたくさん投稿できてよかったです(*´∀｀) (2014年10月26日 21時) (レス) id: 426625a955 (このIDを非表示/違反報告)
唯 - 新キャラ登場ですね！続き楽しみに待ってます！(*^∀^*) (2014年10月26日 20時) (レス) id: f0582043c0 (このIDを非表示/違反報告)
こば(プロフ) - みずたま。さん» みずたま。さん、コメありがとうございますっ！はい、なんかこのまま続編とかいかないと伏線だらけで終わっちゃいそうなのでシリーズ化する予定です(笑)気を抜くとすぐ更新を怠ってしまうので気を付けたいです…(;＞_＜;) (2014年10月13日 15時) (レス) id: 426625a955 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こば | 作成日時：2014年8月25日 17時
