4回目 ページ5
推しが尊い……とオタク特有の感情に侵されていると左馬刻さんが呆れたような顔で話しかけてきた
左「おいおい…そんなに喜ぶんだったらもうちっとちゃんと描いてやればよかった…」
A「え、!?これで殴り書きと言うのですか!?」
左「いや、どう見てもそうだろ」
A「え、ええ……?」
左「ぷっ、ははは!!おめぇ反応おもしれぇな!
もう1枚紙あるか?ちゃんと描いてやるよ」
A「あ、ありがとうございます左馬刻様!!!」
左「こういう時だけ様つけやがって…」
10分くらいサッサっと描いているのを見つめていると線画が終わったようだ
完成かな…?と思い、声をかけようとすると止まっていた手が動き出した
シャーペンで色を塗り出した
それも手でぼかしながら
プロかよ……
この後も何枚か描いてもらい、
今日は謎のお絵描き会となった……
________
別に私は一人暮らしなので特に門限とかはないのだが、9時までには家に帰るという謎の自分ルールがあるのだ
8時半くらいになり、左馬刻さんがいつも通り送って言ってくれる
今日の車の中は絵の話題で持ち切りだ
A「左馬刻さんなんであんなに絵上手なんですか!!」
左「昔、合歓に描いてやってたんだよ…喜んだ顔が見たくてな……」
A「ヤクザやめて絵師になったらどうですか?」
左「バカ言ってんじゃねーよ」
そして、
「ほら、着いたぞ」と車のドアを開けてもらい、地面に足を付ける
私はバイバイと手を振り左馬刻さんはまたなと手を軽くあげる
自分の家に帰ろうとリュックサックから鍵を取り出そうとしている時、後ろから声が聞こえた
「Aか?」
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桜兎 - あの、その、語彙力無くてごめんなさい!最高でした! (2021年3月21日 0時) (レス) id: c371e4e48b (このIDを非表示/違反報告)
ASNARO(プロフ) - 面白かったです!!!何か好みかも。ざまぁみろが良かった!ということです! (2021年2月3日 16時) (レス) id: 1e09b42dc7 (このIDを非表示/違反報告)
やと(プロフ) - 胡蝶さん» 本当ですか!!嬉しいです!ありがとうございます! (2020年1月5日 19時) (レス) id: d7342b4737 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶(プロフ) - めちゃくちゃ私好みの結末で本当に読んでて楽しかったです!! (2020年1月5日 18時) (レス) id: 9a04d31645 (このIDを非表示/違反報告)
やと(プロフ) - ショコラさん» ありがとうございます!他の作品もそうなんですけどなんか終ご雑になってしまう悪い癖が……はい!お楽しみにm(_ _)m (2020年1月5日 16時) (レス) id: d7342b4737 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みなと | 作成日時:2019年9月11日 22時