37日目 ページ38
A「待ってたよー!左馬刻さん!」
一「はぁ!?左馬刻!?」
左「あ”?一郎!?」
A「まあまあ最後だし、そうカッカしないで!私2人に言いたいことがあるんだけどさ」
喧嘩し始める2人を止めつつ本題に入る
一「……なんだよ」
左「最後ってなんだよ」
ちょっとイライラしてるけど多分そのうちそのイライラは別の感情に変わる
……と思う
A「私お母さんを殺されたの
.
あんたらに」
そういうと2人は目を見開いた
A「私の事、思い出したでしょ?」
左「お前……あの、チビか」
うん、そうだよと笑顔で返す
一郎はまだ放心状態だ……一郎生きてる?
A「一郎。一郎はお母さんには暴力を降らなかった、でも私を拘束したのは間違いなく一郎……『お前じゃ助けられない』そういったのもね」
一「っ!」
まだ何も言えないでいる一郎
あの日のことを思い出したのか左馬刻さんですらあまり動いていない
A「左馬刻さん?女には手を出さないなんて嘘だったんだね?見損なったよ」
私がニコッと笑って左馬刻さんに向かって言う
左「あ、あれはっ」
A「らしくない……らしくないよ?2人ともいつもの威勢はどこ行ったの?」
2人の顔はすごく青ざめている
威圧を感じているのか、汗はダラダラだ
もういいや、と私は柵の上に登って立つ
一「おい!危ねぇぞ!!」
それに反応して反射的に一郎が叫んだ
それを無視して私はまた話し始める
A「ねぇ2人は私の事好き?大切?」
ここだけ聞けばただのカマチョだ
でも今となっては言葉の重みが違う
一「あぁ、好きだよ……お前の事!前から!!」
左「あ”あ”!?一郎なんかにAは渡さねぇよ!!」
あぁ、ちゃんと好きになってくれたんだ
じゃあ大切な人を失う虚しさ味わえるね
A「そっか!ありがとう!」
私は最高の笑みを浮かべて精一杯恨みを込めて
「ざまぁみろ」
体を後ろに倒した
一郎と左馬刻さんが手を伸ばしてきたが、その手は届かない
落ちている途中色々声が聞こえた気がしたが何を言っていたか、
それを確認する術は脳みそが潰れた私にはなかった
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桜兎 - あの、その、語彙力無くてごめんなさい!最高でした! (2021年3月21日 0時) (レス) id: c371e4e48b (このIDを非表示/違反報告)
ASNARO(プロフ) - 面白かったです!!!何か好みかも。ざまぁみろが良かった!ということです! (2021年2月3日 16時) (レス) id: 1e09b42dc7 (このIDを非表示/違反報告)
やと(プロフ) - 胡蝶さん» 本当ですか!!嬉しいです!ありがとうございます! (2020年1月5日 19時) (レス) id: d7342b4737 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶(プロフ) - めちゃくちゃ私好みの結末で本当に読んでて楽しかったです!! (2020年1月5日 18時) (レス) id: 9a04d31645 (このIDを非表示/違反報告)
やと(プロフ) - ショコラさん» ありがとうございます!他の作品もそうなんですけどなんか終ご雑になってしまう悪い癖が……はい!お楽しみにm(_ _)m (2020年1月5日 16時) (レス) id: d7342b4737 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みなと | 作成日時:2019年9月11日 22時