【ヒプマイ】私の深い事情から察するに復讐は仲良くなってからの方がいい！！【山田一郎】【碧棺左馬刻】

29回目 ページ30

A「？芽夢？どうしたのぼーっとして」


芽「いや？一郎さんやっぱりどっかで見たことあるから、モヤモヤしちゃって」


A「あれじゃない？一郎は三人兄弟だから弟と会ったことあるとか！三郎くんと一郎は特に似てるって言ってたよ？」


芽「え！三人兄弟の長男なの！？」


A「前に言ったじゃんっ！
波羅夷芽夢っ！！ボケるのにはまだ早い！」


芽「すんません！って久々に苗字呼ばれた……」





かなり今更だが、私の苗字は 波羅夷(はらい)と言う

周りから漢字が難しくて読めないとか珍しいとか言われる



私の家は普通ではない……という言い方では誤解を産むかもしれないが…


僧侶と言えば分かるだろうか

そう、私はいわゆる寺の子だ



家から数メートル離れた寺で父は働いていたが私は父が働いてるところなんて見た事がない


1個違いの兄がいることすら知らなかったのだから


最近になって突然母から告げられたのだ


私は寺の子で1個上の兄がいると

そしてその肝心な兄といえばナゴヤに住んでいると




唐突すぎて意味がわからなかった。しかもなんで今更なんだと思い母に聞いた


すると兄からLI○Eで
『今度妹に会いたいから拙僧のこと教えておいてくれ！』
とメッセージが来たらしい



わたしの兄は自由人なようだ




芽「……A！私の兄さん？の話はしたよね？」


A「あー今度会うってやつ？」


芽「そうそう……唐突すぎて緊張してるんだけど……」


A「だろうねぇってあ、今2時だ、！」


芽「え！？まじ！寝よ寝よ！」





明日学校がある為、私達は会話を無理やり中断して眠りに着いた

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