27回目 ページ28
一郎Side
自分の家に帰ってきた
すると奥の方から競走して二郎と三郎が迎えてくれた
元気に「おかえりなさい」と言うコイツらはとても可愛くて……
俺はニッと笑って「ただいま」と2人の頭を撫でた
なんだか今日は疲れた
いつもと特に変わらない1日だったのに
そーいえば
Aの家に言ったら芽夢……って名前だったか…？が居たな
初対面なはずなのにどこかで会ったようないや、同じブクロにすんでんだからどっかですれ違ったのか？
変な感じ……あったことは絶対ないはず…
真っ直ぐ俺を見るような目
やっぱりどっかで……
やっぱり疲れてんのかもな
少し寝るか
＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿
『お母さん！！お母さん！』
『やめてよ！ねぇ！！』
泣き叫ぶ1人の小さな少女を押さえつけ、静かに表情も変えず見ているのは…俺、か
『……はっ、もう息してねぇぞ、コイツ。』
悪魔のような表情を見せる憎らしいヤクザ
『はぁ……もうここに用はねぇか、せいぜい頑張って金、返せよ』
俺はヤクザに引っ付いてその家を後にしようとしている
『＿＿＿＿さない』
1人の小さな少女は何かを呟いた気がした
『あ？』
ヤクザも気づいたようだ
『絶対許さないから＿＿＿＿』
その少女の目は憎しみ以外を写していなかった
＿＿＿＿
＿＿
ガバッ！！
一「ッッ！！！はっ、ハァ……ハハハ…あんな昔のことなんて…なんで、今更っ、」
あの時の小さな少女は何をしているのだろうか
憎しみ以外を映さない目を持ったまま成長してしまったかもしれない
俺が……あんな…。
……今更すぎるよな
俺があの子を心配できる立場には居ないし
二「兄ちゃん起きた？夕飯出来たよ」
二郎……大きくなったな
一「悪ぃな、今行くわ！」
三「あ、一兄！おはようございます！おつかれでしたか…あまり無理をしないでくださいね！」
三郎もあの頃は兄ちゃん達が居ないとすぐに泣いて……成長してんな
一「おう！大丈夫だぜ！」
目の前に並んでいるステーキ
確かあの子の家に行った後アイツに焼肉に連れていってもらったな
クソッ、なんであの案件だけずっとずっと脳から離れないんだ……
いつもと変わらない弟が味付けをして焼いてくれた肉
でも今日の夕飯はどういう訳か苦かった
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桜兎 - あの、その、語彙力無くてごめんなさい！最高でした！ (2021年3月21日 0時) (
レス) id: c371e4e48b (このIDを非表示/違反報告)
ASNARO(プロフ) - 面白かったです!!!何か好みかも。ざまぁみろが良かった！ということです！ (2021年2月3日 16時) (レス) id: 1e09b42dc7 (このIDを非表示/違反報告)
やと(プロフ) - 胡蝶さん» 本当ですか！！嬉しいです！ありがとうございます！ (2020年1月5日 19時) (レス) id: d7342b4737 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶(プロフ) - めちゃくちゃ私好みの結末で本当に読んでて楽しかったです！！ (2020年1月5日 18時) (レス) id: 9a04d31645 (このIDを非表示/違反報告)
やと(プロフ) - ショコラさん» ありがとうございます！他の作品もそうなんですけどなんか終ご雑になってしまう悪い癖が……はい！お楽しみにm(_ _)m (2020年1月5日 16時) (レス) id: d7342b4737 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みなと | 作成日時：2019年9月11日 22時
