17回目 ページ18
A「芽夢、昔の話、詳しく話したことあったっけ?」
お墓参りの帰り道
私達は今まったりとお散歩中だ
芽「詳しくはないと思うよ?だって話したくないでしょ?」
A「んーん、芽夢には話しておきたいんだ!聞いてくれない?」
芽「ありがたいけどー、無理しないでよー?」
A「大丈夫大丈夫!あっ、そこの公園のベンチに座ろう!」
ふぅーと私は呑気にベンチに座り、
芽夢は少しすく雑そうな表情でベンチに座った
大丈夫だって言ってるのに
私は「えっとね?」と言って話し出した
.
.
まずは父の話から
私の父親は私が生まれてすぐと言っていいほどの期間の間でガンが見つかった
何年も前の事だったのでなんのガンかは覚えていないが…
父は余命2年だと宣告されたらしい
父「A〜!!こっちむいて〜!」
なんて言って私をよくあやしてくれて
とても面倒みがよかった
1歳になるころには既に私は父が大好きになっていて、
自ら「パパ!抱っこ!」なんてポーズをしながら歩いていった
2歳にもなれば「大好き!」と伝えるようになり、両親共々大好きだった
特に父にされる肩車が大好きでよくやって貰っていた
と、母から父と私が写った写真を見せてもらいながら教えてもらったのだ
「Aはお父さん似だから美形さんね」
「お父さんに似て、優しくて賢い子ね」
とよく言われていたものだ、
私自身が父に関して覚えているのは1つ
死に際に私の手を掴みながら力なく告げた言葉だけ
『これから………俺の代わりに、母さんを、支えて、守ってやってくれ……』
本当に大好きだった
だから涙が止まらなかった
私は精一杯に「う”ん”!」と言った
その事しか覚えていない
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桜兎 - あの、その、語彙力無くてごめんなさい!最高でした! (2021年3月21日 0時) (レス) id: c371e4e48b (このIDを非表示/違反報告)
ASNARO(プロフ) - 面白かったです!!!何か好みかも。ざまぁみろが良かった!ということです! (2021年2月3日 16時) (レス) id: 1e09b42dc7 (このIDを非表示/違反報告)
やと(プロフ) - 胡蝶さん» 本当ですか!!嬉しいです!ありがとうございます! (2020年1月5日 19時) (レス) id: d7342b4737 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶(プロフ) - めちゃくちゃ私好みの結末で本当に読んでて楽しかったです!! (2020年1月5日 18時) (レス) id: 9a04d31645 (このIDを非表示/違反報告)
やと(プロフ) - ショコラさん» ありがとうございます!他の作品もそうなんですけどなんか終ご雑になってしまう悪い癖が……はい!お楽しみにm(_ _)m (2020年1月5日 16時) (レス) id: d7342b4737 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みなと | 作成日時:2019年9月11日 22時