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13回目 ページ14

左馬刻さんと海に行ったあの日、一郎に看病してもらったあの日から二人とも私への対応がなんかおかしい


素っ気なくされたと思ったらめちゃくちゃ私のこと甘やかすし



甘やかされてるなぁと思ってギュッとしてみるとそっぽ向いて「離れろ」と言ってくる



もはや彼らに情緒というものは存在しないのだろうか



モヤモヤしていても仕方ない、散歩でもするか……



ガチャと玄関のドアを開け、近所を歩く

私の家の周りは何かと路地が多いそれに比例するかのように
夕方時の今、犯罪が多い



タイミングを見計らったかのようにどこからか女の悲鳴が聞こえた



近くだ




私は珍しく助けようと思い、走った


すると案の定、裏路地に女が連れ込まれていた

この女を連れ込んでいるお兄さんは変態兄さんと名付けよう


顔はまあまあイケメンなのにもったいない



やれやれと変態兄さんを眺めていると2人がこちらに気づいたようで
女の人が「助けて……」と言ってきた



勿論。そのつもりで来たんだから



ずんずんと変態兄さんに近付く
すると兄さんが口を開いた


変「おっ、何?お姉さん」


近付いてもやっぱり顔はいい
でもイチャイチャするなら合意じゃなきゃ犯罪だ


A「それ、犯罪じゃないですか?」


変「………そうだね…ごめん、解放、するよ」


違和感を覚えるほど聞き分けがいい変態兄さん
解放するよと言って掴んでいた女の手首を離した


女「あ、ありがとうございました!!」


女はそう言って速攻で逃げていった


女が逃げていったのを無言で見届けて私も歩きだそうとした



その瞬間



私の視界はグワンと周り、気がつけば変態兄さんに押さえつけられていた



A「ッ……!な、何するんですか、?」


変「君、綺麗で素敵だったからさ。さっきの女のより断然、ね?

だから乗り換えちゃった」



そう言って笑う変態兄さんにゾッとしながら私は無駄に抵抗した


A「やめてよ!!手首痛い……!ほんとに離し、イッ!!??」


抵抗をしていると変態兄さんが首に噛み付いてきた

そしてかんだ傷口からは血が滲んでいるようで今度はペロペロと舐めだした


A「っ…ん…アッ、やめ……て…ッ…やら、」


変「感じちゃってるくせにやめてなんて言わないでよ
ほら、声聞かせて」





グリッと変態兄さんは膝を私の足と足の間に押し当ててくる



A「ん!?……ぁっ……ぐ、グリグリし、ない……で……ッ!」

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設定タグ:ヒプマイ , 山田一郎 , 碧棺左馬刻   
作品ジャンル:その他
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桜兎 - あの、その、語彙力無くてごめんなさい!最高でした! (2021年3月21日 0時) (レス) id: c371e4e48b (このIDを非表示/違反報告)
ASNARO(プロフ) - 面白かったです!!!何か好みかも。ざまぁみろが良かった!ということです! (2021年2月3日 16時) (レス) id: 1e09b42dc7 (このIDを非表示/違反報告)
やと(プロフ) - 胡蝶さん» 本当ですか!!嬉しいです!ありがとうございます! (2020年1月5日 19時) (レス) id: d7342b4737 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶(プロフ) - めちゃくちゃ私好みの結末で本当に読んでて楽しかったです!! (2020年1月5日 18時) (レス) id: 9a04d31645 (このIDを非表示/違反報告)
やと(プロフ) - ショコラさん» ありがとうございます!他の作品もそうなんですけどなんか終ご雑になってしまう悪い癖が……はい!お楽しみにm(_ _)m (2020年1月5日 16時) (レス) id: d7342b4737 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みなと | 作成日時:2019年9月11日 22時

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