【ヒプマイ】私の深い事情から察するに復讐は仲良くなってからの方がいい！！【山田一郎】【碧棺左馬刻】

12回目 ページ13

左馬刻Side


ジーンズをまくっているといきなり手を掴まれて海の方へ連れていかれた



笑顔で楽しそうに笑うそいつは可愛くて仕方なかった



初めてあった時も綺麗だと思った

確か、ナンパされてた所を助けたんだっけ……

そんときゃ、こんな仲になることなんて知りもしなかったなぁ……



ふくらはぎまで浸かった足

海にはいるのはいつぶりだったけか、



ふと前を見るとAが空を見ていた

その姿は溶けて消えちまいそうなほど淡く、綺麗で


俺は思わずAの手をパシッと取った


A「……？左馬刻さん？」


左「あ、あぁいや、何でもねぇ…」


「変なの」と笑うAの顔は笑顔なはずなのに悲しそうに見える

俺の目は狂っちまったようだ



んな悲しい顔すンじゃねぇ…
何かあるなら俺に相談して欲しい


他のやつになんて話して欲しくない


なんだ……？この感情は




…………俺はこの感情に名前が付けられないほどガキじゃねぇようだ




この感情の名前は





”恋”




俺……こいつのこと好きなのか




左「ッ………おい、喉かわかねぇか？」


A「？大丈夫だけど」


左「熱中症対策にだよ……何がいい」


A「んー、スポドリ！」


左「はいよ」



一旦頭を冷やそうと俺は自動販売機に飲み物を買いに行く



気づいたばかりのこの感情は顔の温度をどんどん上げていき、熱くなる



左「ﾁｯ…………クソ、」


これから我慢なできるだろうか

何かとスキンシップが多いあいつを襲っては仕舞わないだろうか


不安だ

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