今日も友達が荒ぶってるので私がこの場を収めようと思います【あはれ！名作くん】【ギャグ？】【逆ハー】

17、勉強は真面目に ページ18

『先輩…ここはですね…』

少し説明すると「なるほどありがとうまんねん」なんて普通に感謝された


保健室のことなんてなかったみたい

私もそんなに気にしなくていいのかな


───
──

『お邪魔しました〜』
「じゃあまた明日！」



あれから数時間みんなもう帰らなければと帰りの支度をして私も含め帰っていった

外はもう薄暗い


少し歩き、みんなと別れて1人になった時身なことがあるような人影を見つけた

なんだか悩んでいる様子で歩いている


猫耳に赤いブーツ
該当する者は私の中では1人だけ


『会長！！どうしたんです？』


会長には以前図書室で勉強していて分からないところを教えてもらったのだ

始め声をかけられた時はビックリしたけど会長の存在は知っていたしそこまで不審には思わなかった


「わっ！！あ、A……帰宅中か？女子がこんな薄暗い時間に1人なんて危険だろう？家まで送っていく」


『えっ、大丈夫ですよ』

なんて紳士的……名作先輩達も会長を見習えばいいのに


そういえばなにを悩んでいたのか


『…？辞書？』

「あぁ、これか……新しい言葉があれば取り入れたくてな」

『なるほど……だから悩んだような顔を……

会長はほんとに真面目ですねぇ…尊敬します。』

私が褒めるとぴくぴく動く猫耳

人間の耳と猫耳。どっちが本物なのだろうか……ただ猫耳は素直らしい


私より少し背の高い会長
凛々しくて努力家でかっこいい

けど、ズレてて変人


『あ、なんかいつの間にか私送られてる……？』

「今更か？」

『会長どっか用事あるから歩いてたんじゃないんですか？』

「あぁ、ちょっとコンビニにノートを買いにな」


そういうとスっとノートをポケットから取り出した

そのポケット深いんだ


「そういえば近々テストだか…Aは大丈夫か？」

『あぁ、今スウィーツ達とテスト勉強してきたところなんです！！自分の勉強はほぼ出来なかったんですけど…』

「まぁ…………そうだろうな」


なんて呆れたように話す

「Aの学年だと今回は暗記類が多いだろう。良ければ覚え方など教えるぞ」

『おお、すご。流石頼りになる……では明日あたりとかお願いします…』

「任せろ」

得意げにふふふと微笑む会長
正直超可愛い
ネコ耳撫で回したい


『なでた……あ、今回の点数のノルマは何点ですか？』

「なんだいまさっきの発作は…今回のは50点くらいだな…これでも低いが」

まぁ…あの先輩達にしたら高得点だからなんとも言えない

終わり ログインすれば
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