13、どうした天使 ページ14
ASide
『パイセン達お待たせしましたー!!』
名作「おー!やっと来た…ってつる公どうしたの?」
そう。つる公くんが鋭い言葉を女子達に向けたあと私は手を引かれるがままに校門まで来た
ここに来るまでこやつは1度も喋っていない。ずっと下を向いたまま
『んー、いろいろあったのでなんとも…あっ喧嘩したとかじゃないですよ?』
ノキオ「つる公がここまで静かだと何となく心配だよなぁ、んまぁ話してくれる時が来たらこのノキオ先輩が聞いてやるよ!」
ボルト「…取り敢えず歩くまんねん」
あ、ボルト先輩……やっぱいるよね!うん!まだちょっと恥ずかしいけど…ずっとウジウジしてたら迷惑だし…よしっ切りかえてこ!!
『帰りましょー!!!ほら、つる公くん行こ!』
教室からずっと私の手を離そうとしないつる公くんちゃんと天使。
スウィーツ「今日は皆遠回りしてから帰ろーよ!何となく下校中のおしゃべりって盛り上がるし!」
むすび「…………スウィーツにしてはいい提案しますね」
スウィーツ「ん?なんか言った?…それにしても僕らも7年生かぁ、そろそろ足し算引き算完璧にしないとなぁ……」
名作「いや!それやばいよスウィーツ!!今僕ら方程式とかやり始めてるんだよ!?」
ボルト「そもそも亀に勉強をさせるのは間違ってると思うまんねん」
名作「んん!?ボルト!!お前は人間判定でいいだろ!!そんなこと言って保健体育だけ高得点なの腹立つ……」
ノキオ「あー、そろそろ計算機能のアップデートしなくちゃだよなぁ!」
いつも通り先輩達の会話には直ぐに花が咲く
ツッコミとボケのオンパレード……名作先輩の重労働……
「……ぅ、……グスッ……グス……ぅぅ……」
暫く先輩達の飽きることの無い漫才を聞いていると隣からなんか声がと言っても
会話の流れと声的につる公くんしか居ないのだが
『つる公くん、どうした?』
普段全く泣かないから心配だ、さっきの会話の流れからして何か悲しむ要素があっただろうか……
つる公「……し…………んス……」
『ん?ごめんもう1回……』
つる公「自分悔しいんス!!!!」
突然の大声で先輩たちの視線も一気につる公くんの元へ集まる
名作「つる公……何が悔しかったの?」
つる公「……Aパイセンが馬鹿にされてるのに…自分何も出来なくて…そういうのスルーするのが1番いいって分かってるのに余計なことしちゃうし…もう、イヤっス……自分が……嫌っス……」
54人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
プルプルプリン - 面白いです! 無理のないよう更新がんばってください! (2021年3月13日 10時) (レス) id: af58e630ec (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ餅 - 面白いです! 無理しない程度に更新楽しみにしてます! (2021年3月13日 10時) (レス) id: af58e630ec (このIDを非表示/違反報告)
喜久福 - 何回も見返しちゃいます!とっても面白かったです!更新楽しみにしています!! (2021年3月7日 23時) (レス) id: 561dbe4993 (このIDを非表示/違反報告)
モチノ - さいこぉです(^_^) 続きまってます…! (2020年6月12日 19時) (レス) id: 11186ad5c2 (このIDを非表示/違反報告)
豆乳 - 見ていてとても面白いです…!!!続き待っています…! (2020年5月8日 19時) (レス) id: d731abad78 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:真己 | 作成日時:2020年3月26日 0時