今日も友達が荒ぶってるので私がこの場を収めようと思います【あはれ！名作くん】【ギャグ？】【逆ハー】

11、人気の後輩 ページ12

ガラッ

｢パイセーン！帰りましょ！！｣


『わっ！え、あ、つる公くん！』


やっば、ボーッとしてたから帰りの支度してない……
幸いにもまだまばらではあるが人が残っている


私が特別遅い訳では無いらしい
さっきつる公くんに会いたいと言っていた女子も残っている


｢ってあれ？パイセンまだ準備してないんスか？｣

タッタッタッと私の教室に躊躇なく入ってくる
本当はダメなんだけどね


そして窓際の私の席まで来て｢手伝ってあげるっスよ！｣と言ってカバンの中に教科書を詰めるのを手伝ってくれた
が、上級生になればなるほどあるあるな悩みが発動

それは教科書やノートが多くてカバンに入り切らないこと
給食袋や筆箱がギリギリ入らない


私はいつも給食袋はカバンの横とかに、筆箱は力づくでって感じなんだけども……


つる公くんがなんか張り切ってる様子で｢男の自分に任せるッスよ！！｣とカバンに給食袋と筆箱をギュッギュッと詰めてくれた


それに対して私がお礼を言うと、こっちをやけに見つめてくるから『ん？どうしたの？』聞くと

｢あの、撫でてくれないんスか？｣なんて照れながら言ってくるもんだからもう天使。


『う"……ちょ、帽子取って…思いっきりやるから…』

｢はいっス！｣


わしゃわしゃわしゃわしゃ！！！

｢わー！髪グシャグシャになるっス〜！！！｣


楽しそうな嬉しそうな声をあげるつる公くん


皆。これが天使だ！！！！

是非！嫁に来てくれ！！！！



｢何あれ……見せつけー？｣

ハッ……この声は……？


さっきの女子では無いか！なんだ？やりたいのか？お？(煽り)

ガッツリ聞こえてるのだよ



｢なんか嫌じゃない？……上井くん人気あるの知っててやってるんでしょ？｣

｢自分仲良いですよアピール？え、ダルいわ……無いよね……｣

｢対して可愛くもないし、上井くんと釣り合ってないよ｣




おいおい！！言いすぎではぁ！！！？ねぇ！Aちゃん泣くぞ！！

はぁ、つる公くんのおかげでもう準備終わったし早く帰ろ……



カバンをしょって帰ろうとしてることに察したのかつる公くんが｢校門でパイセンたちも待ってるッスよ！｣と教えてくれた



待てつる公氏。大声でそのイツメンの話はやばい



｢え、今の聞いた？｣

｢またあの先輩たち独り占めとか……｣


ほれみろ……


｢パイセン！手を繋いで行きましょ！！｣

『え、っと……あ、うん…』


☆☆☆☆☆☆☆
○○｢｣このカッコの書き方は人数が多い時だけにします！

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