虹色蝶々～出逢い～ (ページ9)

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ネックレスと女の子ページ9

神谷side

ネックレスの事言われて久しぶりにあの子を思い出した。

あれは20代の頃、悩み事が増えてきて何もかもに嫌になっていて、公園で1人で、ぼーっとしていた時

タッタッタッ──

なにかが近付いて来る音がしてしたに向けていた顔を上にあげた。

すると当然だが目の前にいる子と目が合った

何かあったのかなと思って話しかけようとしたその時だった。

？｢げんきがないよ、おにぃさん、なにかあったの？｣

神｢.....え？...｣

今目の前にいるのは5.6歳くらいの女の子

？｢だいじょーぶ？｣

あぁ、心配してくれたんだ。

神｢大丈夫だよ、ありがとう｣

？｢だめ！うそはよくない！だめなときにはだめだっていわないとよくないよ！｣

神｢...っ、｣

？｢んー、じゃあ、はい！げんきがでるようにおまもりあげる！！｣

その女の子は僕に手を突き出してこう言った。

？｢これをもってれば、げんきになるよ！｣

といって渡してきたのは蝶々の形をしたネックレスだった。

神｢でも、ネックレス大事なものなんでしょ？受け取れないよ、｣

？｢うん、だいじなもの！でも、おにぃさんすごいかなしんでるからあげるの！たいせつにつかってね！｣

そういうとその女の子は駆け出していった。

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