いつか彼を好きになります！

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ふぁーっとふかふかの自分のベッドに雪崩れ込む









あれから奈那と風磨さんがカウンターに帰ってきて






健人くんと2人で何してたの？









ってわたしだけにこっそり聞いてきたけど









あなたたちがわたしたちを置いていったせいで








こうなったんだから……とは言わず、









ただ喋ってただけ、なんて冷静を装った







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今までこんなにも短時間で男の人とたくさん喋ることはなかった









大学の男の子と喋る時も







いつも友だちの一歩後ろにいて、








わたしには話しかけないでって雰囲気を出していたから









いつのまにか、




"冷たい"




"関わりずらい"





って周囲に思われたのだろう









全部自分のせいだ









こんな自分のせいで









いつまで経っても男性嫌いが直らない









でもこう考える度に









男の人はいつか裏切るし怖いし









最初は優しくてもいつ性格が変わるか分からない









ぼーっと天井を見上げて









「…はぁ」









毎度のループにため息









よし、もう考えるの辞めよう飽きた









ばちんと軽く頬を叩き、









下に降りて録画のテレビでも見ようかな、









と携帯を持ちドアノブに手をかけた時









ピコンと携帯の通知が鳴った









ポケットから携帯を取り出して見てみると









健人Aちゃん、さっきはありがとう









健人さっそくだけど、今度ご飯いかない?









あぁ〜きちゃったよこれ、返したくない









やっと考えるのやーめたってなったのに









ある意味ナイスタイミングすぎるよ…









とりあえず今は既読もつけず何も返さない









そのまま健人さんからの連絡がきたことすら忘れてしまい、









2日経って返信してないことに気づいたのは









彼が目の前に現れた時だった





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