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ガチャリと音がなって開くドア
あぁ、ほんとに健人さんの家に来てしまったんだ
さぁ入って、と先にわたしを通してくれる
廊下を通って
モノトーンの落ち着いたリビング
『ここ、座ってね』
ソファを指差して、テレビをつけた健人さん
はい、と緊張気味なわたしの返事は
彼にも伝わったのかな
『ほら、俺もここ座るからAちゃんもおいで』
ストンと座ってぽんぽんと隣を叩く
どのくらい距離を開けたらいいのか分からなくて
一個分くらい開けて座ってみる
『Aちゃん
菊池から連絡もらって来たんだけど…
泣いてたんだよね？』
それってほんと？と顔を覗かれる
あ、風磨さんが途中でいなくなったのは
健人さんに連絡してたんだ
今こうして会えてるんだからありがたいような、
でも泣いてたなんてことまで知られてる恥ずかしさ
ここまできたら包み隠さず全部話そう
というか嘘ついてもバレる
そう健人さんの真剣な眼差しを見て確信した
「今日外でたまたま健人さんを見かけて
隣に女の人がいたから…それでっ」
たどたどしく話すわたしに
うん、うん、と相槌を打って聞いてくれている
「それで2人が仲よさそうに見えて
…なんかわたし苦しくて」
「奈那に話したら
それはわたしが健人さんのこと好きなんだよって
教えてくれて…
わたし、」
『ちょっとまって、
俺から言わせて？』
『Aちゃんのことが好きです
俺と付き合ってください』
さっきまでの重い苦しみはいつのまにか消えていて
今まで知りもしない新しい感情がわたしの心に入っていく
これが��好き��なんだ
間違ってないよね？
自分の心に従う
「はい。
こんなわたしでよければお願いします」
彼を見るのが照れくさくて避けてたら
「っ…」
彼の両手がわたしの頬を包んで
『俺はAちゃんがいいんだよ
Aちゃんじゃなきゃダメ』
ふわりと笑った顔が目の前に。
愛しいと感じた
．
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☆ - 9【家族以外男の人の手が】→家族以外の男の人の手が、 【まるで飼たて】→飼いたて だと思います。読んでてすごいドキドキしました、更新頑張ってください (2019年4月23日 18時) (
レス) id: 44d28ad2ed (このIDを非表示/違反報告)
アルリ。(プロフ) - chon.tさん» わざわざコメントして頂き、ありがとうございます！これからも楽しんで頂けるように頑張ります(^^) (2019年3月20日 1時) (レス) id: 18b4aff26e (このIDを非表示/違反報告)
chon.t(プロフ) - とっても面白いです！続き待ってます (2019年3月19日 12時) (レス) id: e3d2ce0b66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルリ。 | 作成日時：2019年2月21日 5時
