いつか彼を好きになります！

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奈那「おーいA、起きて」



「ゔん」



奈那「なにその可愛げのない返事

授業終わったって」



「はいはい今起きた」



奈那「はい、じゃあ立って。あんたのファン見てるよ」



「だからファンって言わないからそういうの」



奈那「もう分かってないな〜

今日の朝も昼も今も！男も女もAのこと見て話してるやつ結構いるから」



いい加減気づいてよね〜

って言われるけどほんとなぜ？




そんな変に目立ってるんでしょうか




奈那が言うには高嶺の花って思われてるらしい




あほくさ、笑っちゃうよ




こんなやつのどこがいいの、とか考え始めたらいいこと一個も出ないから辞めた





友だちに適当に手を振って学校を出る





奈那「いやぁ、あんたのその外見羨ましくて食べたいくらいだわ

そしてその性格………うん。」





いやなに、言わんのかい





自分でもひねくれてるのは重々承知だ




昔はもっとこうピュアだったのにな〜




今ではこんなに冷めてクールな情がない人間になってしまった






いや、でもね、性格の合う女の子と仲良くするのは好き


ついでにタイプの美少女も大好き





ちょ、まって、そっち系ではないから



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