いつか彼を好きになります！

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この大きな世界に

愛を知っている人はどれくらいいるのだろう

この世界の片隅でいいから

わたしもいさせてください






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あっという間だった大学1年


今までの人生で1番早かった1年



今日から大学2年生として学生生活を続行する





奈那「Aおはよ〜」



「おはよ」



奈那「今日からもうわたしたち2年だよ？早くない？！」



「早すぎる。1年の単位落としたのかなりショック」





そう、前期はフル単だったのに後期でかなり落としてしまった




奈那「大丈夫だってー、2年は楽だから取り戻せるから！ね！」



「うん、みんなで協力していこ、がんばろ」



奈那「ねぇ、あんたの"協力"ってのはずるい発想の方でしょ。まったく」



さっそくばれた





わたしたちの仲良い女グループの中の、
特に奈那は頭いいから頼るしかない






そんなこんなで女グループとなんの問題もなく、わいわい毎日楽しく過ごしている









それから2週間後のこと




奈那をはじめ、仲良いグループ5人のうち3人に彼氏ができた




「はぁ？！聞いてないんだけど！！」



奈那「いやぁごめんって、Aに相談しても分かんないじゃん」




……正論。




「…だからって〜。誰なのそいつは」



奈那「そいつじゃない！フウマ！風磨！」



「どこで出会ったの」



奈那「カフェ❤」





なにそのお洒落な出会い






それから経緯を聞いてなんとか受け止めた




あぁ、わたしの奈那がひょいって現れたヤツに取られた






他の2人の話も聞いて



みんな恋してんな〜って……誰目線




わたしには遠い遠い世界





そりゃ男の子と話さないわけではないけど



ほら、学校で話さなきゃいけない時あるし





でもさ、その「付き合う」っていうのが分からない





好きってなに



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