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「これ、なんで……？」
大我「Aちゃんがなんか欲しそうに見てたから。もしかして〜と思って。」
「すごい申し訳ないよ、」
大我「いーの。Aちゃんは俺にだけ甘えとけばいいんだから。それは、俺からのプレゼント。ね？受け取って？」
大我くんはニッコリと微笑んで言う。
「……ありがとう、大我くん。これ、一生大事にする。」
大我「そんなに喜んでくれて嬉しいよ。」
私はブレスレットを空に浮かぶ月にすかすように持ち上げて回してみる。
ビーズは月の光に照らされて、キラキラと輝いた。
大我くんはそんな私の様子をニッコリと笑いながら見つめている。
「……変なこと、聞いてもいい？」
大我「ん？なぁに？」
私は今日ずっと疑問に思っていたことを大我くんにぶつけてみることにした
「……なんかなんとなくだけど、今日の大我くんちょっと変だなぁと思って。」
大我「…………」
「なんかいつもよりあざとくないというか、笑顔が少ないというか……あ、いや、ただの私の気のせいなんだろうけど！！」
慌ててそう付け足すと、大我くんは難しい顔をしてしゃがみ込んだ。
「え、ちょ、大我くん？」
大我「……はぁぁぁ……やっぱ気づいた……？」
大我くんは顔に両手を当ててがっくりとうなだれた。
私も大我くんの傍にしゃがむと、大我くんの顔を覗き込むように首をかしげる。
「……どう、したの……？」
大我「……ほんと、恥ずかしい話なんだけどさ……」
大我くんは、ポツポツと話し始めた
大我「俺、ずっと考えてて。この修学旅行中に、ちょっとでもAちゃんのことリードしたいって。ちょっとでも頼られたいって。……でも、なんか上手くいかなくて、Aちゃんに話しかける樹とか北斗に嫉妬ばっかしちゃって……」
「…………」
大我「このままじゃダメだってわかってるけど……でも全然リードできないし嫉妬はするしでいろんなこと考えちゃって、ちゃんとAちゃんとの時間を楽しめてなくて……」
「ホント俺、ダサいよね」と悲しそうに呟く大我くん。
私は思わず、俯いた大我くんの頭をポンポンと優しく撫でた。
大我くんは驚いたかのように顔を上げて私を見つめる。
「……ほんと、大我くんって可愛いね。」
大我「！？」
「……そんなこと考えて落ち込んでるとことか、私とお揃いでキーホルダー買いたいとか、それに内緒でプレゼント用意してくれたとことか」
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匿名志望 - すみませんいつ頃になればアバレロ、サスペンスを書いてくれますか^_^; (8月10日 9時) (
レス) id: 666874a7e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すのうHIINA | 作成日時：2022年12月4日 17時
