164.もう1回 ページ15
・
〈雅紀side〉
Aが俺を組み敷いて首に舌を這わせる。
俺の体を味わうようにゆっくりと舐め上げて、耳元で「好きよ…」と囁く。
余裕な態度でいたいのに、俺の意思とは反して体がビクンと震えた。
「ちょっ、ヤバいよ…」
「まだ…」
Aの頭がするすると下がって、おへそに唇が触れた。
思わずAの頭を両手で挟む。
「それ以上は…」
「いいの」
俺の制止などなかったみたいに、Aは一度はめたそれを外して、俺自身にキスをした。
「苦い…(笑)」
「だから…もう…っ」
「シたいの。させて」
上目遣いに俺を見る彼女が、何度も顔を往復させる。
それを見てたら、あっという間に快感がせり上がってきて、たまらずにAの脇を持って引っ張り上げた。
俺に上半身を預けた彼女が
「良かった…？」
って照れ臭そうに笑うから
(めちゃめちゃ良かったよ…)
そう耳元で囁いた。
今度は俺がAを組み敷いて、細くて白い膝に両腕を引っ掛ける。
彼女の中に身を沈めると、出来るだけゆっくりと動いた。
トロンした目で俺を見ながら揺れるAに
「なんか…もうヤバい…もっかいシよ？」
って聞くと
「いいよ？」
そう笑うから「約束ね…」って言いながら、あっけなく果てた。
・
結局、少し休んでからもう一回なんて思ってたのに、疲れてたのか寝ちゃって…
気づくと朝の6:00だった。
隣を見ると、俺の腕の中で眠るAが居て、胸が締め付けられる。
朝日で光る髪に指を通して、こめかみにキスをすると、Aが薄く目を開けた。
「ん…もう行くの？」
「ううん、まだ2時間くらいある」
「じゃあ、まだこうしてられる…」
彼女が俺の首に手を回して、頭を抱えこむから、鎖骨に沿ってチュ、チュと数回唇を押し当てた。
「A？」
「ん…？」
「ごめんね」
「何が…？」
Aが俺の頭を抱えながら、髪を撫でる。
まるで小さな子をあやすように。
「外で自由に会えなくてさ」
「そんなこと…」
「デートとか出来なくてごめん」
「…」
「ごめん…」
「雅紀？」
「ん？」
Aが俺の頬を両手で包み込んで、おでことおでこをくっつける。
「私、雅紀と2人きりでこうしてるのが何より幸せ」
「A…」
「だから謝らないで」
「うん…ありがと」
「それより…」
「ん？」
Aがモジモジしながら
「もう1回…は」
って、おねだりするから、雅紀のマサキが一瞬で元気になった。
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かおりん(プロフ) - Naoさん» 第7章もグイグイ来る大野さんをお楽しみに＼(^o^)／ (2017年10月26日 22時) (
レス) id: 06acd18c63 (このIDを非表示/違反報告)
Nao(プロフ) - 相葉君、ピンチ(゜ロ゜)私もリーダーにやられてます！ｸﾞｲｸﾞｲキテる！続き楽しみです！ (2017年10月25日 22時) (レス) id: b3c5110029 (このIDを非表示/違反報告)
かおりん(プロフ) - マーさん» マーさん、コメントありがとうございます＼(^o^)／すぐ波風立てたがる悪い癖が出てしまいました（笑）まだまだ波乱の展開は続きますが、ぜひそちらも楽しみにしていて下さい。 (2017年10月25日 21時) (レス) id: 06acd18c63 (このIDを非表示/違反報告)
マー(プロフ) - 初めましてかおりんさん密かにずっと読んでました！もうイチャイチャする2人もいいですけど、グイグイ来てる大野さんがまた良くって(o´艸`)まちゃきが男くさいのもたまらないです！次回も楽しみにしてますヽ(*^^*)ノ (2017年10月25日 20時) (レス) id: 74c8070496 (このIDを非表示/違反報告)
かおりん(プロフ) - Amoreさん» んふふー、さらにヤバイことになってます＼(^o^)／第6章これにて終了です。お付き合いありがとうございましたm(_ _)m (2017年10月24日 21時) (レス) id: 06acd18c63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かおりん
| 作成日時：2017年3月29日 22時
