109.喧嘩終了 ページ20
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「雅紀はバカだよ」
「…」
「載らないんでしょ？言わなきゃバレないのに」
「あ、そっか…」
「バーカ」
「ごめん」
「…マネージャーさん、いくつ」
「23かな」
「美人？」
「うん。北川景子ちゃんに似てる」
「あーーもうっ、何でそう正直かな！」
溜め込んで来た思いが、後から後から言葉になって溢れてくる。
めちゃめちゃカッコ悪いって、わかってるのに、止められない。
これ以上、無様な姿を見せるのが嫌で、おでこをコタツの天板にゴンッとぶつけて突っ伏した。
「私…カッコ悪い…」
「A、ごめん。でも、これだけはわかって欲しい」
「…」
恥ずかしいから顔を突っ伏したまま、雅紀の言葉に耳を傾ける。
「俺ね、彼女のこと…何とも思ってないよ」
「…」
「っていうか、Aのこと好き過ぎて、他の子なんて目に入んない」
くっそう。
私は怒ってるんだ。
絶対に顔あげてやんないんだから。
「わかってもらえるまで、何度でも言うよ」
「…」
「Aが好き…」
「…」
「好きだよ」
掠れた声に、胸がときめく。
だけど、意地っ張りな私は「私も」の一言が言えなくて…
おでこを天板につけたまま、次の一手を考えていると、右側に脚を突っ込んでいた雅紀が移動して来て、私を包み込むように座った。
「ね…顔あげて？」
「やだ」
「Aちゃーん？顔あげないとイタズラするよ」
「どーぞ、ご勝手に」
「りょーかい(笑)」
雅紀がパジャマの上着を捲り上げて、左手で胸先に触れる。
するすると指を動かしながら、耳元で
「ねぇ…先っちょ、硬くなってる」
と囁いた。
「そっ、それは生理現象だから」
もうこの時点で半分くらいは許してるけど、今更笑うことも出来なくて、目を瞑ってひたすら擽ったさに耐える。
すると、今度は右手がするりとパジャマのズボンに滑り込んだ。
「ここも…濡れてる」
「バッ、バカじゃないの…怒ってるのにそういうこと、んっ…するかな」
「うん…する。てか、したい」
「んんんんんー、バカ」
「あ、やっと顔上げた(笑)」
顔を上げた途端に、顔を斜めに向けられ、唇が塞がれる。
これ以上、私に何も言わせまいと、吸い付いたまま離れない。
こうして、あっけなく喧嘩は終了した。
しばらくして、唇を離した雅紀が私の顔を包み込んで
「春にドラマが始まるまで、2日くらい休みもらえそうなんだ…。旅行、行こ」
そう言って、おでこをコツンとくっつけた。
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かおりん(プロフ) - ぴらさん» お引き立ていただき┏○)) ｱｻﾞ━━━━━━━━ｽ！緩とお楽しみ下されwww (2017年4月8日 9時) (
レス) id: 3fa5474337 (このIDを非表示/違反報告)
ぴら(プロフ) - はーんいいわぁ。もう読むのを止められない。でも仕事行って来る笑。ときめきをありがとう！ (2017年4月8日 8時) (レス) id: 136dc36140 (このIDを非表示/違反報告)
かおりん(プロフ) - (名前)tawaさん» うちの旦那も私にべた惚れですが？←そうじゃないwww (2017年2月10日 20時) (レス) id: 3fa5474337 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)tawa(プロフ) - 「この人がベタ惚れなの」って言われてみたいですよねぇ〜*\(^o^)/*良い言葉が聴けた！ (2017年2月8日 2時) (レス) id: 9a032c209a (このIDを非表示/違反報告)
かおりん(プロフ) - Naoさん» うふ、私は次の「困らせたげる」もなかなか気に入っておりますw (2017年2月7日 23時) (レス) id: 3fa5474337 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かおりん
| 作成日時：2017年1月16日 21時
