小 悪 魔 気 質 【2】

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JH side


あれから3ヶ月




あいつは俺達の前から姿を消した



どこかに行ったわけじゃない





分かってる





JS「元気にしてるって。」


JH「そっか。」




あれからシュアとはしばらく

話すことも顔を合わせることも仕事以外で

無くなってたけど


スンチョルに言われて

ひとまず仲直りした。





まだ気にしてるのは俺だけ。




こいつは至って普通だ。





『BTSも一緒だからってあんまり
飲みすぎんなよー』





今日の打ち上げは

決起集会みたいなもん。





まぁ、メンバーのほとんどは

好きなだけ食べれるって浮かれてるけど。





Aはさすがに来ないだろう。




会社について


屋上に上がると既に飲み始めてる

スタッフさんたちとBTSメンバー。




『お！SEVENTEEN来たか！』




ここの会社のいい所は

みんなフランクで仕事熱心な所。





いつもなら俺もテヒョンたちに

絡みに行くがなぜか気分が沈みっぱなしだ。






シュアと二人で端で

大人しく飲む。






JS「次の日本ツアーまでゆっくりできるし
いい機会だよね。」



JH「んー…切り替えなきゃなー。」



JS「ほんとにあの時は言い過ぎた。ほんとに
ごめん。頭を冷やして考えたらAのこと
今は感情的になってハニにぶつけるべき
じゃなかった。」



JH「俺も同じだよ。ごめんな。」






シュアもシュアなりに


Aのことを思っている。






だからこそ俺達はAのこと

話すべきではないと思った。







のに____







聞き覚えのあるヒールの音が


聞こえた。






まるで周りの音が何も聞こえなくなったように


その音しか聞こえない。








「お待たせしました！ご無沙汰してます」







俺だけじゃない。



BTSメンバーも俺らも






誰もがAに釘付けになった。









そうだ。








この中には俺以外にも狙ってるやつがいる。

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