その4 ページ41
安田side
この動物園のオーナーとかいう偉そうなオジサンは、Aちゃんの肩を抱きながら歩いていく。明らかに困ってるやん!どないしたらええん…………おれじゃあちっちゃすぎて止めることも出来んし…
辺りを見渡したら、二人の行く先檻のなかで悠然と寝ているクロヒョウが目に入った。そや、リョウ!!
急いで飛んでいって耳の周りで飛び回る。夜行性のこいつを起こすんは忍びないけど、一大事やから仕方ない。このままだと、Aちゃんが本社とかいう遠くに行ってまう…!
錦「なんやねんヤス!!」
………めっちゃ怒られた(笑)でも、急いで二人のほうを指すと、すぐに分かってくれて。
安「おれがこっちに誘導するからさ、リョウ思いっきりやったってーや!」
錦「大丈夫?オレエサ貰われへんようにならん?」ニヤ
そう言うてもやる気やん♪助かるわぁ〜
Aちゃんのもとへ戻れば、まだしつこく口説いてる。
安「おっちゃん!おいこらそこのおっちゃん!」チュンチュンッッ
オーナー「うぉっ?!なんだこのスズメ!」
「あ…たまにエサ貰いに来る子ですかね…(汗)」
安「Aちゃんから離れろや!きしょいねん!」パタタッッ
オーナー「野生か(汗)なんださっきから俺の周りを鬱陶しい!」
オジサンは嫌がってるけどやっぱりAちゃんから離れない。なんなら腰を抱いたまま逃げてる。腹立つわぁ…ちょっと無理くりリョウのいる檻まで押してったろ。
安「りょーぉー!頼んだ!」ヂュチチッ
錦「おっしゃ!」ガウッ
オーナー「あっ?!」
それはまさに一瞬の出来事。檻にぶつかってよろけたオーナーに、じゃれつく『ふうに』爪を引っ掻けて襟首を掴まえたリョウ。もう片方の前足を頭に乗っけたら…
パサッ
っと落ちた毛のかたまり。
「っ????」
安「なははははヾ(≧∀≦*)ノ〃おっちゃんヅラやったんー?」
みるみるうちに真っ赤になっていくオーナー。しばらく唖然としていたAちゃんやけど、ようやく事の重大さに気づいて大きな声を出した。
「こっこらリョウ!離しなさい(汗)!」
オーナー「きききききみ、きちんと躾したまえっ//////!」
「申し訳ありません、この子気むずかしくて…馴れていない人間にはイタズラする事が…」
オーナー「何でもいいから早くっ(泣)」
結局Aちゃんの一声で、リョウはすぐ手(?)を離したのでした♪
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こあ(プロフ) - イオリさん» んだべー?消えてまったのです!!アレ即対応ありがとうございます♪ (2016年11月8日 7時) (レス) id: a127aff5ea (このIDを非表示/違反報告)
イオリ(プロフ) - うえっ?!横山さん消えてる(><)読んだやーん!またおっとこまえなん待ってまーす!アレも、もう少し待ってくださいね(笑) (2016年11月8日 6時) (レス) id: 3ec8398290 (このIDを非表示/違反報告)
こあ(プロフ) - みゆきさん» オッケーです!私好みになってしまいますが♪多目に投下しますね~☆ (2016年10月29日 23時) (レス) id: a127aff5ea (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - 村上くんです。紫さんのお話を読んで『むふっ』ってなりました! (2016年10月29日 23時) (レス) id: c2567f5f2d (このIDを非表示/違反報告)
こあ(プロフ) - みゆきさん» お好みは誰でしたしょうか?いつでも教えてくださいねヽ(^○^)ノ (2016年10月29日 3時) (レス) id: a127aff5ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こあ | 作成日時:2016年10月20日 2時