誰よりも近くで《赤》 ページ35
「すばぁ〜、たまには美味しいもん呑みに行こうよっ」
渋「嫌やわ〜家で充分やんか〜」
こんばんは、お酒大好きAです。ビールとかならまだしも、市販のカクテルって種類少ないじゃない?桃とかレモンとかしか無いじゃない?だから外に行こうって言ってるのに…………
どんなに袖を引っ張ってもうなじ攻撃をしても、動きそうにない私の彼氏様。撮られるのとか気にしてる訳じゃない、マジでめんどくさいんだ、これ。
「もういいっ!マルちゃん誘って呑むもん!」ムウッ
渋「え?!あ!こら!マルはアカンっっ(汗)」
ドタドタ ガチャバタンッ
渋「…どっちも酔うとややこしいやん………」ハアッ
〜♪
丸「ほんでぇ?付き合ってくれへんかったん?」
「うん…まあ半ば諦めてるけど(笑)」
丁度深夜0時。この時間から飲み始めようってんだもん。そりゃなかなか一緒に来てくれないよね。
「私にはマルちゃんだけだよぅっ」
丸「ありゃりゃ、これはこれはっ//」
抱きつくフリをすれば、優しく受け止めてくれる。…ほんと、出来た友人。すばるに出逢わなかったら、確実に彼に落ちてるだろうに。何で、アイツじゃなきゃ駄目なのかしら。
「………マルちゃんに乗り換えようかな」
丸「そんなん…、冗談でも言うたらアカンよ。これでも結構抑えとるんやからね」
「うっそだぁ〜!」
丸「あ〜ほら、はなから信じてないやん(笑)」
心地いい時間。暗めのバーとか最高。ここに…居たらなぁ…
〜♪
「…え?これって『歌』のアルバムだよねかかってるの」コソッ
丸「気づいたぁ?マスターにさ、渋やんのシングルプレゼントしたら気に入ってくれたらしくてさ、おれが来店すると然り気無くかけてくれんねん毎回」
「ファン増えてんじゃん(^-^)やったね!」
丸「ん…」
………………don't kiss me baby…
遠くに遠くに聞こえるすばるの声。すっごく小さくて、消え入りそう。
「私、この曲がいちばんすき」
丸「聖子ちゃん?」
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こあ(プロフ) - イオリさん» んだべー?消えてまったのです!!アレ即対応ありがとうございます♪ (2016年11月8日 7時) (レス) id: a127aff5ea (このIDを非表示/違反報告)
イオリ(プロフ) - うえっ?!横山さん消えてる(><)読んだやーん!またおっとこまえなん待ってまーす!アレも、もう少し待ってくださいね(笑) (2016年11月8日 6時) (レス) id: 3ec8398290 (このIDを非表示/違反報告)
こあ(プロフ) - みゆきさん» オッケーです!私好みになってしまいますが♪多目に投下しますね~☆ (2016年10月29日 23時) (レス) id: a127aff5ea (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - 村上くんです。紫さんのお話を読んで『むふっ』ってなりました! (2016年10月29日 23時) (レス) id: c2567f5f2d (このIDを非表示/違反報告)
こあ(プロフ) - みゆきさん» お好みは誰でしたしょうか?いつでも教えてくださいねヽ(^○^)ノ (2016年10月29日 3時) (レス) id: a127aff5ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こあ | 作成日時:2016年10月20日 2時