【呪術廻戦】彼女が闇堕ちする前に【五条悟】 (ページ8)

今日:4 hit、昨日:23 hit、合計:401,663 hit

会議ページ8

五条side

「遅いぞ、五条悟」

「教師となったからには気を引き締めろ」

はぁ、上層部は五月蝿いねぇ

本当嫌んなっちゃうよ…

五「はいはい、会議の内容は何なんですか」

「先程、●▲区の墓地にて

7年前、両面宿儺の指を盗難、撒いたして処刑された呪詛師の雨夜暖の特級過呪怨霊が顕現したとの知らせが入った」

…暖？！

五「…な…ッ…」

「処刑した雨夜の特級過呪怨霊が完全顕現しただと？」

「直ちに祓うべきだが

厄介な事に、一般市民に取り憑いてしまっている」

「調べによると１５歳の高校1年生の少女に取り憑いたようです」

「どうする？その少女も死刑にすべきか？」

「待て、その取り憑かれた少女は

雨夜A、雨夜暖の妹です」

暖の妹と聞き、脳内に流れ込んだのは

あの時の記憶

『お兄ちゃぁぁぁあああん！

行かないでぇえぇぇぇ！』

こいつらは、何の罪もないアイツを処刑し

何の罪もない兄妹を傷つけた

「どうする、秘匿死刑にするか？

どうせ身寄りもいないのだろう」

五「おい、待てよ

何で若人の将来をお前らジジイの都合で潰されなきゃいけないんだ？」

せめて、アイツを救えなかった分

妹の事は助けてやりたい

いや、それはアイツも望んでるだろう

この腐った呪術界を変える

その為に僕は教鞭を取った

「何だその口の利き方は！！」

五「お前らも分かってんだろ

雨夜暖は本当は冤罪だって事

罪のない命をまた奪うのか？

いい加減学習しろよ」

「黙れ！冤罪という証拠はない！

特級過呪怨霊をそのまま野放しにしておく事が出来るわけないだろう！」

五「だからって殺す理由にもならないだろ」

「五条悟、何か案があると言うのか？」

五「呪術高専で預かるんですよ

今1年一人もいないし？

五条悟の受け持つ初の生徒として

僕の監視の下、責任もって面倒見ますよ」

連中はヒソヒソと話し合いを始める

こうなったら脅すしかないか？

五「その特級過呪怨霊が暴れても僕は知りませんよ

死刑にしたアンタらで何とかすればいい」

「な…ッ！

…本人が呪術高専に入学する事を拒んだら秘匿死刑とする

それから特級過呪怨霊を制御出来なければ即拘束

いいな？」

五「ハイハイ」

会議が終わり、僕はとある場所へ向かった

『妹には呪術界に来て欲しくないんだ』

ふと、アイツの生前の言葉を思い出す

五「ごめん、それは無理そう

でも大丈夫、お前の分まで僕が守るよ

僕、最強だから」

アイツの墓の前で、そう呟いた