不思議な双子 ページ38
「あぁ〜！美々子ぉいたぁ〜！」
唖然としていると金髪の女の子がやってきた
「も〜急にいなくなるしぃ…
そろそろ帰らないと夏油様心配しちゃうじゃん」
「猿に絡まれてたの」
「はぁ〜？何それキモすぎぃ…
顔覚えてないの？
帰る前に写真撮っとかねエ？
夏油様に言おうよ」
「顔はハッキリ覚えてる
私もそのつもり…帰り遅くなりそうだけど…
探す？菜々子」
何だか会話についていけない…
何…？猿って…
今時の中学生の悪口…？
しかも…げとう様って…誰…？
いやそれはどうでもいいか…
でも中学生が他人を様呼びするって
どっかのお嬢様…とか？
てか…そのげとう様って人が心配するなら…
早く帰らせた方がいいよね…
もう頭の中は混乱している
「お友達？」
「双子だしぃ…つぅか…誰〜？この女」
「猿に絡まれてたところを助けてくれたの」
「マジィ？」
「マジ」
2人は突然私がいる前でヒソヒソ話をしだした
どうしよ…時間がやばい…
なんだかこの子達なら…
もう男に絡まれても大丈夫な気がする…
てか自分から絡まれにいこうとしてるし…
とりあえず待ち合わせの時間もあるし
適当に挨拶して私はそろそろ行こう
よくよく考えたら赤の他人だし…
もういいよね
「あ、あの…私予定があってね…
もう大丈夫そうなら…行くね？
危ないと思ったら逃げるんだよ？」
それだけ言って早急に去ろうとすれば
何故か、呼び止められてしまった
「ちょっと待ってくれるぅ？」
「…は、はい…」
「LINE交換してよぉ」
「えっ？」
何故か、ラインを聞かれてしまった
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作者名：はなり | 作成日時：2021年2月26日 12時
