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少し早めに行って章ちゃんにこのこと話そおもてたら
もういるやんけ、A
しかもこの世の終わりみたいな顔しておにぎり食っとる
章ちゃんがこっちみて
安「ほら、行っといでっ」
ってAに言う
A「…じゃあ、行きましょうか」
錦「なんやねん、いやなんか？」
A「いえいえっ、そんなことあるわけ…無いじゃないですか」
超気まずそうやんか
…あ、もしかして
錦「…昨日のことか？」
A「ぅえっ」
錦「図星か笑」
A「やっぱりちょっとショックで…」
ショックってなんやねん
俺に知られたらそんなまずいんか？
一緒に作ってきた…仲間やったのに
錦「…そんなに俺にバレたらまずかったんか？」
A「…」
錦「…」
黙るなや
なんで黙んねん
A「…そんなこと…ない…と…思います」
錦「なんでそんな他人事やねん笑」
面では笑っとうけど
何にも面白ないで？
すぐ何か隠そうとするのも…変わってへん
隠しても無駄やから
俺は高校んときからお前のことを知ってるんやで？
錦「…俺な、曲作ったことあんねん。てか今も結構作っとる」
今言うても1年前やけどな、最後は
錦「昨日、悩んでたやろ？だからな、少しでも力になれるんやないかなぁ…って」
A「…ありがとうございます」
錦「だから今日は…終わるまでがんばろな？」
A「…はいっ！」
錦「良かった、いつものお前や笑」
俺はその笑顔のために、曲作ってきたんやで
…最近は諦めとったけど
やっぱり譜面の中で
俺たち繋がっとるんちゃう？
そんなクサイセリフも今は恥ずかしないな
本当にそう思えるからかな？
A「今度から錦 戸さんのこと、先輩って呼んで良いですか？」
錦「え、急にどうしたん？笑」
A「だって大学の先輩だったんでしょ？笑」
錦「お前覚えてなかったやん！結構ショックやったんけど笑」
A「えぇ〜いいじゃないですかー笑」
…心臓、はち切れそうなんやけどっ…！
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作者名：にこまるんるん | 作成日時：2019年5月16日 22時
