ドンヘ ページ8
Aさんと二人で食器を片付ける事に…
僕が洗ってAさんには拭いてもらう…
洗った食器を渡すときに時々触れる手にそのまま触れたくなる
Aさんは
「早妃をお願いしますね」
そう言ってきた
早妃からよく話を聞いていたAさんの話…
二人は本当に仲のいい親友なんだろう…
ドンヘ:え…。あ…はい。そうですよね。
そう答えるしか出来ない
早妃の親友のAさん…
何で早妃の親友なんだろう…
早妃と全く関係のない人だったら…
なんでこんな事を考えてしまうんだ…
A:ドンヘさん?
ふいに呼ばれた名前に不覚にも
ドキッ
胸が鼓動を強くした
ドンヘ:はい?
A:早妃…寝てないですか?
ちょうど最後の食器を手渡し先を見てみると
ドンヘ:寝てますね
A:フフフっ…やっぱり。
あぁ…
A:ドンヘさん?
思わず穏やかに笑うAさんに見とれてしまった
ドンヘ:本当困った人だ…
A:え?
しまった…思わず声に出してしまった
ドンヘ:早妃ですよ!早妃!
眠ってしまった早妃のせいにし誤魔化す
A:風邪引いちゃうのに…
ドンヘ:運んできますね
僕は軽く早妃に声をかけてみたが
起きる気配はなく
ドンヘ:よいしょっ!
A:フフフっ!やっぱり、よいしょって言っちゃいますよね!
また…その笑顔…
ドンヘ:出ちゃいますね!
僕は早妃を寝室に運んだ
リビングへ戻ると…
ドンヘ:帰るんですか?
A:早妃も寝ちゃったし…
そりゃそうだ…
僕と二人きりでなんておかしな話だ…
だけど…
やっぱり僕はもう出逢った瞬間からAに恋に落ちていたのだろう…
今になれば、はっきり分かるから…
ドンヘ:まだワイン残ってますし、少し飲みなおしませんか?
まだ、一緒にいたくて引き留めてしまった
断られるだろうと思ったが
A:………。それなら少しだけ!
笑ってそう言ってくれた
ドンヘ:どうぞ。
僕はわざとお茶目に椅子を引いてみる
A:フフフっ。ありがとうございます。
あぁ…その笑顔を僕だけのものに出来るなら…
僕は何だってするのに…
僕だけのものに出来るなら…
Aさんってどんな人?
何で僕は早妃にそんな事を言ってしまったのだろう…
出逢うべきじゃなかったのに…
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優勇 - みちゃん23さん、ありがとうございます。しれっと新しい話もどこかにあります笑面白いかは分からないですが。良かったら、そちらも読んでみて下さいね! (2020年12月22日 23時) (レス) id: 7855a67037 (このIDを非表示/違反報告)
みっちゃん23(プロフ) - 優勇さーん、連続更新嬉しすぎます!私、どの作品も楽しみにしてるんです!新しい職場で体調も心配です、無理なさらずに。いつまでも楽しみに待ってます! (2020年12月22日 20時) (レス) id: a18d2ecabe (このIDを非表示/違反報告)
優勇 - みっちゃん23さん、久々に更新出来ました。何だろう私…職場を変わってから体調ばかり崩してます笑楽しい職場なのに。そんな時は妄想でチャージです笑 (2020年12月21日 20時) (レス) id: 7855a67037 (このIDを非表示/違反報告)
みっちゃん23(プロフ) - きゃー優勇さん待ってました!親友への気持ち、ドンへに対する気持ち、どちらも分かります!続きが気になるー!でもでも仕事も体調も大切です!無理なさらずに。私はいつでも待ってます。 (2020年11月24日 20時) (レス) id: a18d2ecabe (このIDを非表示/違反報告)
優勇 - みっちゃん23さん、更新中々出来ずにすみません。仕事も復帰し体力が中々…でも頑張ります! (2020年11月24日 17時) (レス) id: 7855a67037 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優勇 | 作成日時:2020年2月2日 1時