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二話 ページ3









_____先ず初めに感じた違和感は、あの淀んだ空気が消えていた事だった。



先程の呪霊を祓った所為かと思ったが、辺り一帯に蠅頭程度の呪力も感知できない。





次に周囲の環境。

建てられていた古びたビルは、その面影を感じぬ程新しいものとなっていた。

割れていた筈の窓は新品同様。錆びていた壁も勿論修復されていた。


 

__そして何よりは、機関銃を持ち構えている黒服と、その先で倒れている武装した集団。


ビルの窓から捨てられたように積み重なった者達や、情報を聞き出す為だろうか___胸倉を掴まれ怯えている者もいる。




どんな戦闘があったのかは知らないが、(おぞ)ましい程の血が至る処に飛び散り雑草が紅に染まっている。

其の所為で死臭や鉄の臭いで鼻がどうにかなりそうだ。







___そんな異質な空間で一番の違和感の正体は、この丸太に腰掛け驚いたように此方を見ている少年だろう。




躰の至る所に包帯が巻かれ、それは顔の右半分にまで及んでいる。


厨二病…と考えなくもなかったが、この血生臭い場では傷跡を隠す為と理解した。








 ところで。










「「_____君、誰?」」









 私と少年、二人の声が重なった。

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よんこいち(プロフ) - らなさん» コメントありがとうございます!お褒めの言葉励みになります…載せて良かった…本日も更新致しますのでどうそ宜しくお願いします〜! (6月1日 18時) (レス) id: f9c9e5d141 (このIDを非表示/違反報告)
らな - コメント失礼します…!!文ストと呪術のクロスオーバー大好きなのでめちゃくちゃ読んでいて楽しいです!!内容もしっかりしてて本当にすごいです…!更新楽しみにしてます!頑張って下さい!! (6月1日 17時) (レス) @page17 id: e0fbbf9247 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:よんこいち | 作成日時:2023年5月29日 21時

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