6月22日（宏太side） ページ15
今は5限目で、俺らのクラスは実験の真っ最中。
慧「あっちぃ！！！」
大「うぉ！！あっつ！！！」
1番遠くの机で慧が手に引火した火を振り払ってた。
それと真隣でも振り払ってる人もいるけど、誰1人向かず慧に注目。
大「おい慧！お前のせいで火傷したじゃねぇか！！集中してたのに！」
慧「それは大貴の注意不足！俺のせいじゃない〜」
大「お前がビックリさせ…」
涼「うるせぇブス」
大「なっ…」
光「しっかし、慧が失敗するなんて珍しいな」
宏「な〜」
慧「大貴！」
大「何だよ！！」
慧「保健室行く？(笑)」
大「行く！！！！」
保健室すげぇ…こんなにも感情左右すんの？
涼「お前単純だな(笑)」
大「うるせぇ！」
キーンコーンカーンコーン
あ、終わった。
大「おい慧！行くぞ！」
岡田先生「お前自分で直せばいいじゃないか(笑)」
慧「保健室の先生に会いたいだけなんです(笑)」
大「なっ…行くぞ！！」
ドカドカと出て行く大貴に、ヒョコヒョコと慧がついて行く。
それに続いて俺らもついて行く。
ここは3階だけど、ありがたく近くに階段があるからそれだけ助かる。
雄「なあなあ！保健室ってさ、やっぱり俺らのオアシスのためにあんのかな？(笑)」
侑「A先生に会うの、何気みんな楽しみにしてるもんね(笑)」
大「ねえ！俺の前髪変じゃない？」
涼「顔が変」
大「おい！！」
光「ほら大声出さないの」
ガラガラガラ…
『やっぱり！今有岡くんの声が聞こえたから、来てくれるのかな〜？って思ったの！』
慧「せんせ〜手焼いちゃった〜」
『ちょっと見せて？…あー薮くんよりは軽くすんだね〜よかったよかった』
大「せんせ！俺も！！」
『え！有岡くんも！？あー…あなたは派手にやったねぇ…薮くんよりひどいかもよ』
大「まじで？」
『伊野尾くん、ごめん、有岡くんの手当て先にしていい？』
慧「全然大丈夫〜」
大貴は勝ち誇った顔で慧を見たけど、慧は無反応。
やっぱり驚異的な速さで2人の傷を癒していった。
裕「先生じゃーねー！」
圭「ばいばーい」
『あ！薮くん！手はもう治ったの？』
宏「あっ…まぁ(笑)」
『結構大きな傷だったのにもう治ったの！？すごいね！何かあったらまた来てね！』
宏「じゃあ、また…！」
ガラガラガラ…
宏「うぉっ！お前出てすぐにいたらビックリするだろ！」
光「やっぱり知らなそうだったな」
宏「間違いないかもな」
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作者名：こっこ | 作成日時：2018年2月26日 2時
