↑Part3の1 ページ25
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小さい頃はこの見た目を理由にいじめられてて、酷いものにあったことは無いけど軽い無視とか小さい子がやるような幼稚ないじめを受けてたんだ。
「あのさ、これいっしょにあそばない？」
「「…」」
最初は僕は気が付かなくて普通に接してたんだけど、あー、僕虐められてるんだって小さいながらに思ったんですよね。
そんな日が毎日続いてたある日。
いつも通り無視やらものを隠されたり、遊びにも入れてもらえてなかった。
(はぁ…また無視されちゃった。
いつまでこんなことが続くのかな？)
そう思ってたら
「何してるの？きみ。
むこうでみんなと遊ばないの？」
阿部ちゃんが話しかけてくれて、それから毎日のようにクラスのみんなにはバレないようにこっそり阿部ちゃんとあって遊んでた。
「おい、お前あべってやつと遊んでるらしいな。」
でもある日、どこから情報が漏れたかはわからないけど、クラスのやつらに阿部ちゃんと遊んでることがバレた。
僕はその日から阿部ちゃんと遊ぶのをやめて前と同じ、いや前より酷い学校生活を送る、そう思ってたんだ。
「ラウ！どうしたの？いきなり遊んでくれなくなって。」
「あべちゃんには関係ないでしょ？
あ、ご、ごめん…。」
「…わかった。」
その日は僕が阿部ちゃんに酷いことを言って後悔に襲われながら寝た。
でもそれから2週間経った日、いじめが突然無くなったんだ。
僕は嬉しかったけど、阿部ちゃんとあんな風になるなら意味なんてないって思ってた。
それから何ヶ月か経って、ふと僕はなぜいじめが止んだのか気になった。
「お母さん、僕のいじめが無くなったのはどうしてなの？」
「それはね、ひとつ上の学年の男の子がいじめがありますって校長先生に言いに行ったんだって。
小さい子の言うことだし、自分の事じゃなくて下の学年のこの話だったし先生達もあまり相手にしてなかったんだけど、毎日のように言いに来るからちゃんと調べたら、いじめがあるって発覚していじめは消えたの。
ラウ、あの時は気づいてあげられなくてごめんね。」
そうお母さんが言って、僕に謝っていたんだけど、そのこともどうでもいいくらいそのひとつ上の男の子が気になって仕方なかった。
(きっと阿部ちゃんに違いない…絶対にそうだ！
僕のこと嫌いになったわけじゃなかったんだ！)
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にゃんこ(プロフ) - まるめさん» コメントありがとうございます(*´ω｀*)初めて書いた作品だったので不安でいっぱいだったのですが、そう言っていただけると書いて良かったって思えます！更新はできる限り毎日したいと思っています。これからも楽しんで読んでくれたら嬉しいです！ (2020年5月31日 11時) (
レス) id: 9fa0c803b8 (このIDを非表示/違反報告)
まるめ(プロフ) - 初コメ失礼します！男子校の姫の阿部ちゃん、良いですね！めめが護衛っていうのもまた…(≧▽≦)このお話大好きです。更新を楽しみに待ってます！ (2020年5月30日 21時) (レス) id: 1093df9400 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゃんこ | 作成日時：2020年4月17日 0時
