＊ ページ44
「、分かった。」
戦って至る所が破れ、血塗れのマント、ベストを脱いで、息を吐いてからシャツも脱ぎ捨てて後ろを向く。
「、っ！！」
「、！！、涼、」
「、エグいでしょ、」
背中の右上から左腰にかけて大きな、刀でついたであろう傷がある。
左肩甲骨付近には矢傷があり、右腰には瑞稀の能力によってできた火傷痕が残っている。
火傷の近くには銃槍もあり、他にも5センチほどの傷があちこちに付いている。
「涼、傷こんなに増えてたの…、？」
「瑞稀が見たときは、デカイ傷無かったもんね。」
「っ、」
「でも、俺的に一番キモいのはこれ。」
前を向いた涼の上半身を見て、みんなが息を呑む。
左肩から広がった植物を模ったタトゥーのような模様が左腕、左半身に分かれ続いている。
「リヒテンベルク図形っていうんだって。雷が流れた時、雷が通ったところにできる模様。雷の鞭で打たれた時に広がったの。手の甲と左太腿まで続いてる。」
グローブを除けると涼の左手にも模様が続いており、火傷痕も付いている。
「ね、？全身こんなんだよ。キモいでしょ。」
自虐的に笑う涼の身体に手を回して泣き出す龍我。
「うわぁーん、涼くーん！(泣)」
「ちょ、どうした？(笑)」
「キモくなんかないよっ！痛かったでしょ、辛かったよね、ゔう、」
「泣くなよー！」
瑞稀が手を伸ばし、腰にある火傷痕に触ろうとして手を引っ込める。
「、ごめん、俺、、」
「だーかーらー！気にしてないって！」
な？と涼が瑞稀に笑いかけると泣き笑いのような顔になる瑞稀。
「涼くんっ、これからはもう一切傷増えないからねっ！俺が治すから！」
胸を張って宣言する直樹の頭を撫でる。
「うん、ありがとう。」
飛貴の言っていた通り、胸のつかえが取れたような、ちゃんと仲間になれたような気持ちに包まれる涼。
「、みんな、本当にありがとな。、こんなあっさり受け入れてくれるならもっと早く見せたらよかった！(笑)」
「もう、本当だよ、ばかっ！」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
一応どんな傷があるかっていう絵は描いたことあります。見たければコメントください。絵が汚ったないですけど(笑)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 145人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
青翠(プロフ) - マエルさん» 了解です (2018年9月20日 6時) (
レス) id: aaa39c0267 (このIDを非表示/違反報告)
マエル - 遅くなって全然かまいませんのでお願いします (2018年9月19日 23時) (携帯から) (レス) id: 3f62f189b6 (このIDを非表示/違反報告)
マエル - 途端に泣き止む2人。涼君達は心の中で拓音君まじでありがとう！状態。拓音君が能力でヘリを出し操縦しておおはしゃぎの3人と、ぐったりしてる拓音君にお茶を出す涼君をお願いします (2018年9月19日 23時) (携帯から) (レス) id: 3f62f189b6 (このIDを非表示/違反報告)
マエル - 拓音君曰く蓮音君も朝のニュースをみて、ヘリに乗ってみたくなったらしく、朝からヘリ作ってとうるさいから作ることにしたそう。2人も多分乗りたいってなってる気がして誘いに来た (2018年9月19日 23時) (携帯から) (レス) id: 3f62f189b6 (このIDを非表示/違反報告)
マエル - 2人は半泣きで乗りたい〜と連呼困りはててると拓音君と蓮音君が地団駄を踏んだり、床を転げ回る半泣きの2人をみて、涼君にまさか2人もなの？と聞く。 (2018年9月19日 22時) (携帯から) (レス) id: 3f62f189b6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：青翠 | 作成日時：2018年8月19日 9時
