２人で１つ［みずはし］ ページ19
・一般人
・中学生
涼side
俺には双子の弟がいる。夜を越えてから弟が生まれたから、誕生日は違うけれど俺たちは生まれた時からずっと一緒なんだ。
俺たちには安心できる家がない。いや、家はある。実の父親も母親もいる。
でも俺たちはあんな奴らのこと家族だなんて思えない。
母親は弟の瑞稀、父親は俺を可愛がっているんだ。異様に。
母親は瑞稀を溺愛するあまり実の親子にもかかわらず身体の関係を求め、俺に暴力を振るう。
父親は俺を繰り返し襲い、関係を持ち、瑞稀を殴る。
２人ともお互いがしてる事は知らないみたいだけど、バラして離婚されたら俺たちはバラバラになってしまうからできない。
「涼、家に帰ろ？」
学校の終わり、家に帰るのが嫌で２人で公園にいたけれどもう暗くなってきた。
「嫌だよ！あんな所、家じゃない！あんな奴らに会いたくないっ！」
「涼…。俺もだよっ、でも、帰らないともっと酷いことされるよ？今日母さんはいないけど父さんはいるでしょ？涼が酷いことされるじゃん！」
「瑞稀だってアイツに殴られるじゃん！俺の事より自分を心配して？」
アイツに殴られて切れた瑞稀の唇の傷を癒すように唇を重ねる。
俺が唇を離そうとするともう一度重ねてくる瑞稀。
「ん、んん、瑞稀ぃ、っ」
「涼、帰ろう？俺、今日は後から帰るね。」
父親は俺と瑞稀が一緒にいると嫉妬だか何だか知らないけれど怒るからいつも別々に帰る。
「ん、またあとでね…。」
家に着くと、もう仕事から帰っていた父親が俺を抱きしめてくる。
「涼！遅かったな、何かあったのか？」
「…委員会の仕事があったんだよ、パパ。」
もうとっくに三十歳は超えているはずだけど二十代にしか見えない男に向かって微笑んでやる。
これで機嫌が良くなるから相当バカだよな。
「涼、こっちにおいで。」
自分の部屋に俺を入れて、服を脱ぎ出すアイツ。もう慣れたとはいえ、逃げ出したくてたまらない。
「涼っ！」
触るな！と叫びたくなるけど、抵抗すればもっと酷いめに遭う事は分かってるから大人しく服を脱いで押し倒される。
「ん、っ、」
「声出してもいいんだぞ。」
舌で身体中を舐めてくるアイツ、うう、気持ち悪い。
「ん、んん、」
後ろをロクに解さずに突っ込もうとしてくる。
助けて、誰かっ…瑞稀っ！助けてっ！
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広瀬さら - リクエスト書いてくださりありがとうございます！めっちゃ最高でした！ (2018年7月28日 12時) (
レス) id: 270494fb75 (このIDを非表示/違反報告)
青翠(プロフ) - 広瀬さらさん» ありがとうこざいます！闇ってるのいいですよね笑頑張ります！ (2018年7月22日 11時) (レス) id: aaa39c0267 (このIDを非表示/違反報告)
広瀬さら - 2人で1つ、よかったです！もしよかったら、みじゅはしでもっと闇なのを読みたいです！よろしくお願いします！ (2018年7月22日 6時) (レス) id: 270494fb75 (このIDを非表示/違反報告)
青翠(プロフ) - 心愛華?さん» ありがとうこざいます^ ^これからも書いていくのでよろしくお願いします！ (2018年7月12日 6時) (レス) id: aaa39c0267 (このIDを非表示/違反報告)
心愛華?(プロフ) - リクエスト応えてくださりありがとうございます！とても涼くん可愛くてきゅんきゅんしました！ (2018年7月11日 22時) (レス) id: 0803397500 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青翠 | 作成日時：2018年6月26日 22時
