You're my everything.

＊ ページ18

「さくちゃ、ッ…」



作ちゃんの名前を声に出した途端、男の顔色が変わる。



「こ、ここで、他の男のことを考えてるのか！なんで、俺たちは恋人同士なのに、」



頭を掻き毟りながらブツブツと呟く男。



「俺、俺の、を受け入れてよ、ねえ…、橋本くん、俺の恋人、」



虚ろな目でズボンと下着を脱ぎ捨て、大きく主張するモノを近づけてくる。



「ヤだ、！無理、無理むりっ、」



ナカを裂くように腰を進めてくる。



いたくて、なのにきもちよくて、頭がぐちゃぐちゃになる。



「いたいっ、やだ、！、」



無理やりキスをされ、舌を絡めとられる。



「んぅ！、んんッ！！」



男の髪を力いっぱい引いて抵抗するも、口内を犯 される。



「おぇ、ッ、…ゔッ、」



「はあ、気持ちいいよ、っ、橋本くんっ」



「あ、ッ！、〜〜ッ！」



幾度も最奥を突かれ、男の腕の中で達する。



それでもなお男は動きを止めなくて。



「はぁ、ッ、ナカだすよ、」



「やだ、やだやだやだっ、ごめんなさい、っおねが、」



目を瞑って唇を噛んでいると、ガタガタッと大きな音が聞こえてナカから汚 物が引き抜かれる。



「、…、、？」



震える身体で恐る恐る顔を上げると、そこには男の首を掴んでいる作ちゃんの姿があった。



「、さ、さくちゃ、」



「ごめんねはしもっちゃん、ちょっと待ってて？」



いつもと同じ優しい笑みを浮かべると、扉の向こうに男を蹴り飛ばす作ちゃん。



耳を澄ましていると、瑞稀と優斗の声が聞こえてくる。



男を二人に渡したらしく、作ちゃんが戻ってくる。



「はしもっちゃん、…ごめん」



なかなか探し出せなくて…、泣きそうに顔を歪め、そっと顔に手を添えてくる。



「、さくちゃ…、大丈夫だよ」



微笑もうとするも、表情筋が言うことを聞かない。



「ごめん、ごめんね」



作ちゃんは何も悪くないよ。



声を出そうとするのに、言葉が出なくて。



優しく唇が下りてくるのを拒否する。



「だめ、っ…俺、汚いから、」



男の舌が入ってきたことを思い出すと気分が悪くなって、唾液を吐き出してしまう。



身体の中の全てを出したくて指を喉に入れて吐こうとすると、作ちゃんに止められる。



「大丈夫、はしもっちゃんは汚くなんてないよ」



顔を背けても唇に触れられ、舌がするりと入り込んでくる。



アイツとのものとは比べ物にならないほどきもちよくて、頭が蕩けてしまいそうになる。



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