【刀剣乱舞】先祖代々受け継いで来た大太刀が今日、オネェになって刀剣達もやって来ました【逆トリ】 (ページ2)

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遭遇ページ2

あー…なんで、こんな大きな屋敷なんか引き継いじゃったかな～

そんな言葉を溢すのは、大神家の長男貴「あ"あ?」長女のAである。

彼女は、元々は両親と妹の四人でアパートに住んでいたのだが、この本丸御殿のような大きな日本家屋に住んでいた祖父母が体を壊して施設へと入ってしまい、専門学校に通うに辺り、独り暮らしを始めれば良いとの意向で大きな屋敷に一人で住む事になった。

貴「それにしても、一人とか暇だよ。無駄に広いし…でも、唯一の心の支えは次郎太刀だけさ～」

ノートパソコンの電源を入れ、刀剣乱舞を始めるAの腕には大太刀の次郎太刀

勿論、きちんと手入れをしている真剣のため、切れ味はえげつない

そんな次郎太刀を大事そうに抱き締めて、頬擦りして、刀剣乱舞のローディングを待つ

しかし、いつまでたっても始まらない

貴「おかしーな～…ま、いっか。お菓子取ってこよ」

長いローディングをじっと待つのも苦手なため、お菓子を取りに台所まで行く

貴「ん～…麦茶とコップと、桜餅でいっか」

今日は長期戦になるぞ…と麦茶の入ったヤカンと5個いりの桜餅を持つ

ドオオン！

ガシャアアアン！

廊下を歩いて居間まで戻る途中に何かを落としたような音がした

貴「…今の、居間からした…」

そういい駆け足で戻る。

居間に着けば襖を勢い良く開け放ち

貴「何奴！?……へ？」

目の前に座る数人の男達を見て唖然と固まる

その男達は此れから始めようとしていた刀剣乱舞のキャラだったからだ

貴「え、えと…どうも…皆さん…」

どう対処していいか分からずお辞儀だけして、そそくさと部屋の片隅に座った