160話 動き出す影 ページ37
琴音「〜♪」ｶﾁｬｶﾁｬ
穏やかな毎日
一人での過ごし方も馴れて、バイトも馴れた
自分の記憶が無い事を除けば、僕は普通の生活を送っていた
琴音「よし、皿洗い終わり」ｷｭｯ
手を拭きながら移動する。次は洗濯物を干さなきゃ
琴音「……あ」
ふと、見える玄関のドア
僕は一人では外に出たらダメみたい
分からない事は他にもある
僕には家族がいないらしい
家族は皆、死んだって店長さんが言ってた……
琴音「……僕の家族って……どんな人達だったんだろ」ﾌｩ…
軽いため息をついて、僕は洗濯物を干しに行った
〜〜〜〜〜
＜ピンポーン
琴音「は〜い」ｶﾞﾁｬ
少し暇な昼頃、チャイムがなった
深影「こんにちは、琴音君」ﾆｺﾆｺ
琴音「えっと……？」
ドアを開くと、白髪で飴色の瞳をした男の人が僕の名前を呼んで立っている
なぜだろう……？
ちょっと……怖い……
深影「ごめん、ごめん記憶喪失だったよネ？ボクの名前は夜桜深影。キミの従兄だよ」
琴音「従兄？……深影さん？」
深影「そっ♪お見舞いに来れなくてゴメンね〜？仕事が忙しくって」ｶﾞﾁｬ
琴音「あっ……ちょっ」
訳も分からないまま、ドアを閉じられる
なんか……息が苦しい……
身体が震える……
スティンガー「アハッ♪久々だね？」ﾆﾔﾘ
琴音「ッ!!?」ｿﾞｸｯ!!
ニヤリと笑った従兄と名乗る男の顔を見て急に悪寒が走る
彼は懐からスプレーを取り出した
スティンガー「それじゃ、お休み♪」ﾌﾟｼｭｰ!!
その言葉を最後に、僕は眠りについた……
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 40人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
タンゴ(プロフ) - 和音りぃあさん» 『面白い』と言って頂きありがとうございます!!気紛れ更新になりますがこれからもよろしくお願い致します!! (2017年5月22日 20時) (
レス) id: 9b37aaf70f (このIDを非表示/違反報告)
和音りぃあ(プロフ) - 面白い...!いつも楽しみにさせてもらってます♪更新頑張ってください(゜∇^d)!! (2017年5月22日 20時) (レス) id: 3b408c28be (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：タンゴ x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時：2017年2月3日 20時
