123話 最後のDVD1〜伊月side〜 ページ48
伊月「……何で?」
リョウ『待ってましたよ、貴方達を』
相変わらず喋らないコイツは俺達に携帯の画面を見せる
伊月「待ってたって……どう言う事だ?」
リョウ『コレを貴方達に』スッ
そうして差し出されたのは一枚のDVD
その表側には『5日目、最終』と書かれている
リョウ『あの人が[面倒になった、期間は短くなったが約束は守る]と言ってた……見るか?』
伊月「……頼む」
俺がそう言うと琴音の弟は鞄からノートパソコンを取りだし電源をつけた
淡々とした動きでDVDをセットすると写しだされる琴音の従兄の姿
スティンガー『やっほ♪元気にしてる?』ニコニコ
にこやかな笑みを浮かべ片手を降る青年
スティンガー『悪いけどさ、ボクなんか飽きちゃったんだ♪だってアレったら全然反応しなくなったからさぁ』
スティンガー『だからさ、もう要らないや……あっ、ちゃんと約束は守るよ?』
スティンガー『それじゃあ最終日始めよっか♪』
そして画面が途切れ暗くなる
しばらくそれが続き、時折ガサガサと音だけが流れる
そして……画面が明るくなった
124話 最後のDVD2〜伊月side〜※虐待表現注意→←122話 故郷へ〜コナンside〜
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作者名:タンゴ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2017年1月12日 12時