122話 故郷へ〜コナンside〜 ページ47
伊月「……っと、着いたな」
灰原「……ここが、琴音さん達の故郷?」
伊月「そっ、凄げぇ田舎だろ?」
灰原「でも、本当に琴音さん達がいるの?もしかしたら……」
コナン「そうだとしても……何か手掛かり位はあるかも知れないだろ」
伊月「そう言う事……まずはアチコチ見るか……」テクテク
それから俺達は休憩を挟みながらアチコチ歩き回った
こんな状況になっても伊月さんは俺達を心配して歩幅も合わせてくれている
コナン(本当……優しい人なんだな……)
だからこそ、助けたいと思う……
伊月さんの為に……そして琴音さんの為に……
〜〜〜〜〜
伊月「ハァー……不動産屋でも市役所でもダメだったか……」
日も傾き出した
俺達は公園のベンチに座る
灰原「そもそも戸籍が改ざんされてたら意味無いわよ」
コナン「それもそうだな……」
伊月「……まだ手はあるぞ……二人共体力は大丈夫か?」
灰原「えぇ、そんな柔じゃないわよ……」
コナン「大丈夫だよ……手があるって?」
伊月「ここの公園の奥、俺が初めて琴音と出会った場所」スクッ
伊月さんは立ち上がり『立ち入り禁止』の看板を無視して中に入る
俺達二人もそれに続く
しばらく進むと柵がありその向こうは崖らしかった
伊月「……懐かしいな……ここ」
伊月さんと崖下を覗くと確かに高低差が激しい事が分かる
?「……」サクッ
コナン「……!?」バッ!!
突然、背後から物音がした
振り向くとそこには……
伊月「……あんたは……?」
リョウ「……」ペコリ
琴音さんの弟、リョウさんの姿があった
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作者名:タンゴ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2017年1月12日 12時