110話 歯痒い〜コナンside〜 ページ35
コナン「……ッ」ギリッ
『シェリー』と言う灰原のコードネームが出ている以上警察に出すのも危険を伴う
かと言ってこのまま虐待を受ける琴音さんを放置する事も出来ない
コナン「……どうすれば」ギリッ
琴音『あっ!!あ"っ!!?』
スティンガー『アハハ♪もっと鳴きなよ♪』
流れっぱなしのDVDからは琴音さんの悲鳴とスティンガーの声がひっきりなしに聞こえている
スティンガー『あれ?寝ちゃった』
琴音さんの悲鳴がプツリと切れ顔を上げる
DVDの画面には気絶をしているのかピクリとも動かない琴音さんの姿
そこで初めて覚える違和感
何かが可笑しい……
スティンガー『それじゃあ今日は終わりね♪また明日も撮るからちゃんと見てね〜♪』
手を伸ばし電源を切ったのかそれからの映像は暗いままだった
コナン「……ッ」カチッ
先程感じた違和感の正体を掴もうとDVDを再び再生しようとした……が
コナン「……ッ!!?ナイトバロン!?」
コンピューターウイルス『ナイトバロン』が中に仕組まれていたらしくそれからどんな操作をしても見れなくなった
コナン「……クソッ!!」
灰原「工藤君……ごめんなさい……私のせいで琴音さんが……」
コナン「……灰原のせいじゃねぇよ」
歯痒い……
何も出来ない自分が情けない……
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作者名:タンゴ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2017年1月12日 12時