120話 夜の対話〜伊月side〜 ページ45
リョウ「……」スタッ
『阿笠』
リョウ「……」コトン
伊月「……あんたが琴音の弟か?」
リョウ「……!!?」バッ!!
伊月「……言えよ……琴音をどこにやった?」ガシッ
深夜に現れたらのは琴音に良く似た眼帯を着けた男
伊月(……コイツが……琴音の弟)
リョウ「……ッ!!」ジタバタ
伊月「逃げるなよ……琴音はどこだ?」
リョウ『お前が……伊月か?』
伊月「ッ!!?……そうだけど?何だよ」
携帯を目の前に突きつけられ書かれた文字には自分の名前
琴音の弟は再び携帯に目を向けて何かを打ち込む
リョウ『兄さんが呼んでた……お前の名前を……お前は兄さんの何だ?』
伊月「俺は……俺は琴音の親友だ!!」
リョウ(琴音?……あぁ、姉さんの名前を名乗ってたな……確か)
リョウ『兄さんがどこにいるかは教えれない……ただ』
伊月「……ただ?」
リョウ『彼は兄さんを手放す気は無い……例え1週間耐えれたとしても』バチッ!!
伊月「痛っ!!?くっ……そっ!!」ガクッ
痺れる感覚に意識が遠くなる
ボンヤリとした視界にサッカーボールが見えたのを最後に再び俺は意識を手離した
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作者名:タンゴ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2017年1月12日 12時