【鬼滅の刃】雪柱さんの我慢事《弐》【冨岡義勇】

53話 ページ8

貴女side




杏寿郎くんは自分の責務を果たして死んだのか…



彼にとっては悔いはなかったのだろうか…



炭治郎くんから全て聞いた。上弦の参は逃げたらしい…



炭治郎「煉獄さんからの言伝は…



「戦場で痛みが強くなれば迷わず逃げろ。と俺はいつも言っていたが、もうこの言葉は忘れてくれ。


いつか必ず己の姉と戦う時が来る。そのときはいくら死 にたくなろうが…それを抑えて本気で挑むんだ。Aの痛みは俺には微塵もわからない。だけど、それを乗り越えてこそだ。A。稽古をすると言っていたのにすまない。俺のことは恨んでもいい。

必ず生きて姉を斬れ」…」





A「はは、杏寿郎くんらしい…」





炭治郎「煉獄さん、最後に笑って逝かれました」





A「そっか。炭治郎くん、杏寿郎くんのこと見届けてくれてありがとう



もう、我慢しないで泣いていいよ」





炭治郎「……俺は、そんな泣かないですよ…長男なんで…」




A「…私は次女だよ。でも君よりは歳上なの。年上には甘えなさい！


…君たちも隠れてないでおいでよ」




扉の外にいた善逸くんと伊之助くんも招く




炭治郎「善逸…伊之助…！」




善逸「こんな時くらい我慢すんなよ炭治郎…」




伊之助「俺は！泣かねぇ！！」





善逸くんは素直に来てくれるし伊之助くんもなんだかんだ言いながら来てくれた




炭治郎くん、善逸くん、伊之助くん3人とも抱きしめる




A「杏寿郎くんを見送ってくれてありがとう」





善逸くんは大声でなくし、伊之助くんは「俺は泣かねえ！」といいながら被り物から溢れるくらいに泣いていた



炭治郎「…」



炭治郎くんもまた、静かに涙を零していた




ねえ、杏寿郎くん。私は杏寿郎くんを恨まないよ。きっと君の仇は炭治郎くんがうってくれる。

私…お姉ちゃんになんて負けないよ

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