【鬼滅の刃】雪柱さんの我慢事《弐》【冨岡義勇】

91話 ページ49

貴女side




A「……」






目を開ければ見慣れた天井。蝶屋敷だ






しのぶ「あ、起きたんですね〜」






A「うん、おはよう。どれくらい眠ってた？」







しのぶ「1日くらいですかね？そんなに経ってませんよ」






A「そっかぁ。あ、鯉夏は？起きた？」







しのぶ「鯉夏さんは左足骨折、左上半身打撲、左側頭部の打撲、右足打撲、腹部の切り傷でまだ眠っていらっしゃいますよ」





A「お、おぉ……多くね？？」







しのぶ「当然ですよ。彼女は血鬼術で拘束されていた上、受身も素早く取れない一般人です。打撲や骨折で済んだだけいいものです


包帯変えますよー。起き上がれますか？」






A「大丈夫」






上半身をあげようと手に力を入れた時






A「いっっっっった！？！！？」





いつもの飴の代わりに点滴で鎮痛剤打ってたんですけど切れたみたいですね〜と笑いながら体を起こすのを手伝ってくれる





A「あ、だから起きた時に痛みはなかったんだ…」






しのぶ「目が覚めて鎮痛剤なしの痛みなんて嫌でしょうし」






傷は腹部にあるため上半身の着物を下げ、しのぶちゃんに任せる






もっちろんサラシは巻いてるよ







しのぶ「ここの傷、深く入っていたので跡が残るかもしれません。あ、ちょっと痛いと思いますよ〜」







A「跡とかは別に気にしないけど痛いってのはちょっ……いだだだだだだだだだ」







ぐっと包帯を強く締められ傷に響く







普段のよりきつい、痛い！しのぶちゃんの鬼！！







しのぶ「今失礼なこと考えました？」







手に力がこもるのを逃さなかった







A「アッ、イエ。ナニモオモッテナイデス」









しのぶ「ならいいんですよ〜？」









突然扉が勢いよく開いた








義勇「悲鳴が聴こえたが……！」







A「……」







しのぶ「……」








義勇「……」







説明しよう。私は今、上半身さらしのみだ。そこに義勇が来たんだ。義勇は固まってるんだ







しのぶ「富岡さん。そんなだから嫌われるんですよ」








A「で、出てけぇぇぇぇ！！！」








ドーンと綺麗(？)な音が蝶屋敷に響いた






。。。。






甘露寺「あら、富岡さんそのほっぺ……」






義勇「……なにもない」







冨岡の頬は赤く腫れ上がっていたとか……

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