深澤さん家。01

〇 ページ12

残りの2組はだいたい同じ時間。

『翔太〜蓮〜帰るぞ〜』

佐「ふっかおかえり〜」

《パパ！》

毎日ふっかが迎えに来ると
走って抱きつきに行く双子。

『いい子にしてたか？』

《してた！》

佐「2人とも偉かったよ？
翔太なんか1人でお着替えできたもんね？」

「うん！」

『まじか！頑張ったなぁ！』

「へへーん！」

佐「蓮は今日給食のお当番を
頑張ってやってくれたよ？」

『お！偉いな！』

［こーじといっしょだったの！］

『よかったじゃん！』

［へへ♡たのしかった！］

「パパぁ？」

『ん？翔太どうした？』

「ひーくんくるまでりょーへーといたらダメ？」

『ん？いいよ？一緒に待ってよっか！』

ふっかが頭を撫でれば

「ありがと！りょーへー、りょーた、れん！
あそぼ！」

って2人の元へ走ってもどる双子

佐「亮平ね、照と離れるのが嫌で
朝ぐずってたのそれを翔太が
涼太と迎えに車まで行って
照が来るまでずーっと一緒に居るって」

『翔太そんな事出来るようになったんだ』

佐「翔太も強くなって成長してるよ？」

『あぁ、毎日蓮に手伝ってもらわなくても
1人で出来ることが増えてってるのは感じてたけど
人の事まで考えられるようになったんだ…』

佐「翔太はふっかが思ってるより
ちゃんとお兄ちゃんだよ」

『そっか…よかった』

照「涼太〜亮平〜お待たせ〜！あ…ふっか(笑)」

『おぉ！おつかれ！』

《パパー！》

こちらも走ってパパに抱きつきにいく双子

佐「照おかえり、亮平あれから泣かなかったよ？」

照「ほんと？亮平今日偉かったなぁ！
涼太も頑張ったな！」

2人の頭をわしゃわしゃと撫でる照は
ほんとに優しいパパの顔。

照「翔太も朝ありがとな？
もしかしてずっと一緒に待っててくれたの？」

「うん！ひーくんくるまでずーっといっしょって
やくそくしたから！」

照「ほんとにありがとな？
お礼にこの後晩ご飯一緒にどう？」

『え？いいの？』

照「ずーっと亮平を守ってくれたお礼」

『お言葉に甘えて…』

照「いつものファミレスだから
佐久間も終わったらくれば？？」

佐「ぜひ！」

『じゃあまたあとでな！
佐久間ありがとな！』

佐「またあとで！
こちらこそありがとう！今週もお疲れ様！」




これが双子ちゃんの保育園での生活。

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