国民的女優のキミと…【knt.n】

▼紅白リハ ページ8

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「おはようございます！」


スタ「おーおはよー。Aちゃん」

スタ「今日も可愛いね〜よろしくね〜」


「ありがとうございます笑よろしくお願いします！」



NHKホールの廊下ですれ違ったスタッフさんと軽い挨拶を交わす。




大晦日。

誰もが出演を羨むあの番組。
NHK紅白歌合戦。


そうはいっても、私は歌を出してるわけじゃないから、、、あのステージに立つ事はないと思ってて。

何度か審査員としては、あの場にいたことはあっても。




まさか。





スタ「紅組司会の桃瀬さん入られまーす。よろしくお願いします。」


「桃瀬Aです。よろしくお願いします！」






司会という大役を任されて立つことになるなんて。




翔「Aちゃん。よろしくね。」

「あああ、翔くん！！よろしくお願いします…」

翔「ははっ！緊張してる？」

「もちろんですよ〜。こんな舞台緊張しない方がおかしいですって。」

翔「大丈夫です。麗子お嬢様。この影山がサポートします。」

「当たり前よ。影山。」

翔「はははっ！懐かしいなぁー！」



周りのスタッフからはオオー！なんて声、笑




翔くんとは謎解きはディナーの後でで共演させてもらって、仲良くさせてもらってて。
だから、今回の司会のお話をいただいた時、「白組はちなみにどなたが司会されるんですか」って聞いて、「嵐の櫻井さんです」って話を聞いて承諾したと言ってもいいくらい笑



翔「今日はリハだから！ね！リラックス〜！」

「うん。ありがとう！」





＿＿只今から紅白のリハーサル行います。

なんていうスタッフさんの声。


各アーティストさんの場当たり、大掛かりなセットチェンジから、私達司会のお色直しまで、全てを3日間掛けて行う。





そんな時事件が起きた。



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＿＿危ないっ！！！



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その声と共に下の方がクイッと引っ張られる感じ。



「えっ！？」







ドレスの裾がセットチェンジに巻き込まれてしまったみたいでステージから片足を踏み外してしまった。





＿＿ｶﾞﾀｰﾝ


と大きな音を立てて倒れ込む私。
でもステージといってもそこまで落差はなく。



「っ…たぁ…」
これ、足首やったかも…なんて




スタッフ「桃瀬さん！すみません！大丈夫ですか！？」


潮見「桃瀬さん！！！」

「…っつ！大丈夫です！大丈夫です！しおちゃんも。大丈夫だから。ね？」







みんなに心配させまいと立ち上がった足首はズキンと傷んだ。

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