Lucky girl！！-Kento.N-

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オーラス。

もう朝からドッキドキで、自名義なのに届いたチケットを見ていない。

アリーナ、アリーナ来い！とは念じたけど
ここまでの７公演、アリーナ5回、1バル1回、3バル1回となかなかの好成績すぎて、、、



、、、不安しかない。


璃杏「お待たせー！」

結「やっほー！」

萌歌「おはよーう」

「おはよ！」


揃ったところで、チケット開封。

…え


璃杏「どう？？」

結「あまり良くない感じ？笑笑」

萌歌「オーラス当たっただけ奇跡！」


書いてあったのは
2バル。


たしかに1度も出なかったけど！ここで出るか！

璃杏「明らかにテンション下がったな笑」

結「よし！会場はいろはいろ！」


会場に入り席につく…はぁ、遠い。
今日で見納めなのに…

公演が始まる合図とも言える暗転。
と共に、モニターに興奮したのとはまた違う歓声が近くから聞こえた。

ちらっと後ろを見ると、そこにいたのは



.

ふ、ふ、風磨くん！？




バレないようにすぐに前に向き直り、
ただただ出てくるのは…


「まじか…」


の一言。


隣の璃杏は大興奮。
風磨くんもちゃっかり手振ったりしちゃって、、、

公演が始まって2曲くらいして、頭をつつかれた。

なんなの！？と思って振り返ると


風磨「やっぱり。」

「っ！しーっ！」

風磨「ははっ」


風磨くんにはバレてて、しかも笑われる始末。
もうやめてー！心臓持たない！

とかなんとか行って、無事公演も終わり、楽屋では風磨くんもいて、さんざん弄られる。

観覧席の真ん前なんて、しんど過ぎる…
もう絶対嫌だ！って思ってたのに、


2日後のふまパラ初日もまさかの同じような席。


結なんかは

結「勝利くんこないかなー！」

なんて浮かれ気分。



お願いだから誰もきませんよーに！


でもその願いは通じず、
歓声とは別のキャーが聞こえ、、、


チラッと振り返ると

黒いVネックに、黒いキャップを、深くかぶった人が下を向いてる。
怪しすぎ笑笑

なんて思ってたら、その人が前を見た瞬間、驚愕。


そこにいたのは
紛れもなく朝仕事に行ったはずの健人。


健人も驚いてるみたいで、、、


お互いすぐ目をそらす。


結「A！！観覧健人くんだよ！！」


知ってる知ってる知ってる！
お願いだからそっとしといて下さい…


なんて願いも叶わず、公演終わりにスマホを見ると、健人から楽屋。の通知。

またいつめんには適当な言い訳をして楽屋にいくと
ひたすら笑われ弄られる…

ほんとにツイテナイ…

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